暖かくなった春の海では、様々な生物が一気にうごめきだす。ソルトアングラー的には、稚アユやハクなどのマイクロベイトや、ゴカイなどのバチ抜けなどテンションのあがる時期。その中でも富山湾を中心としたエリアでは春の風物詩「ホタルイカパターン」を楽しむことができる。
ホタルイカパターンとは、2月~6月頃にかけて深海から産卵のために浅場にやってくるホタルイカを捕食するシーバスやクロダイ、メバルやカサゴなどのフィッシュイーターを狙うパターン。
狙うタイミングは新月回りがよく、穏やかな日の深夜で満潮前後が狙いめだ。新月を狙う理由は、ホタルイカが月を見て行動しているため、月のない新月回りに方向を見失って岸に寄ってくるというわけだ。多い時には浜辺に大量に打ち上げられ、この現象は「ホタルイカの身投げ」と呼ばれている。
このタイミングにはフィッシュイーターたちもお祭騒ぎとなり、ホタルイカをメインに捕食活動を行うようになる。そこで効果を発揮するのが、ホタルイカを模したルアーたちだ。
そのなかでも、富山アングラーの使用率が高いルアーがこの2つ。右側が「ズィークイッド」、左側が「ラウズ」だ。どちらもホタルイカを模したシルエットとアクションで、この時期の富山では欠かせないアイテム。(※サイズやタイプは、ターゲットや状況に合わせて使用)
新月回りは、大チャンス!富山のホタルイカパターンでお祭騒ぎを味わってみてはいかがだろうか。ちなみに、釣りだけではなく、タイミングによっては「ホタルイカすくい」も楽しむこともできるのでコチラもオススメ♪