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今江克隆のルアーニュースクラブR「まさに二極化!2020年夏の釣り方の傾向と対策」の巻 第1009回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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上がる、下がるの見極めがキモ!

ここで気を付けておきたいことは、やはり濁り始めと澄み始めのタイミングの見極めが大切で、どちらもある程度の増水や減水のタイミングからパタリとバスが消えてしまうため、深追いは禁物である。

特にリザーバーは、雨で急増水すると同時に大放水して水を抜き始めるので、一見増水かと思いきや、実は減水に入っているタイミングを見落とすと、狙う場所の選択を誤ってしまいやすい。

このタイミングを見逃さないためにも、今、自分が釣っている時間帯は増水なのか減水なのか、常に岸際に注意し、増減水のタイミング、引き際に敏感でいることだ。

夏の定番バックウォーター付近は、雨後には激アツだが、増水→放水→減水になるタイミングを見逃すと痛い目に遭うことも…

水中の魚はこの切り替わりに極めて敏感で、あっという間にポジションを変えてしまうことが多々ある。理由は定かではないが、まるで海の上げ潮と下げ潮のように、水位が減水に転じた瞬間に「今まで簡単に喰ったのに突然喰わなくなる」と言った状況によく陥る。

最悪なのは、この切り替わりタイミングに気が付かず、減水とともに透明度も上がり、「見えバスがウジャウジャ見えるのにやる気ナシ」状態……喰いそうで喰わない見えバス地獄にどっぷりハマって動けなくなってしまう時だ。

こう言った状況では気が付かないうちに減水に転じていることが多く、後になって岸辺の濡れた部分が明確になってきて初めて「減水してたんだ!」と気が付くことが多い。

こう言った時は、「食わなくなった…」と感じたら減水を疑い、見えバスが居ても思い切ってバックウォーターから下がる決断が大切だ。

僅かでも減水に転じたことに気付いたら、バックウォーターから少し下がることが重要。グッドサイズほど減水のタイミングでいち早くポジションを下げてしまうのだ

たいていは減水のタイミングでバックウォーターから数百mほど下流に下がった部分に浮きゴミの溜まる変温ラインが移動して発生するので、その変温ライン下付近にバスが溜まることを覚えておきたい。

大型バスほど敏感に早く下がってしまうので、見えバスのサイズが落ちたと感じたら潮時だ。

特に梅雨明けのタイミングは、このポジションの切り替わりが減水だけでなく、気圧上昇によっても明確なので、梅雨時期に爆発的に良い思いをしたバックウォーターにコダワると痛い目に遭うこともあるので要注意しおこう。

気を付けたい「8月=8mの法則」とは?

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