今江克隆のルアーニュースクラブR「まさに二極化!2020年夏の釣り方の傾向と対策」の巻 第1009回
2020年特有の夏パターンを読む
と言うことで、今週はやたら長かったようやく梅雨も明け、いよいよ本格的なサマーパターンに移行しはじめたフィールド状況の今後を、最近の釣行から分析してみたい。
まず今年の各地のフィールド状況を見ると、降雨災害が続発した長梅雨から、例年以上に満水や水位の高い状況の湖が多く見受けられる。そのためか今年は各地の湖でかなり明確な2種分離パターンが進行している感じを受ける。
梅雨の長雨によって、当然のことながら各バックウォーター周辺が激アツになるのは、毎度アフター回復アーリーサマーの鉄板パターンだ。増水で濁りが入った上流部や流入の多い流れ込みの濁り始めと澄み始めは必ずチェックすることが鉄則だ。
各バックウォーターが激流化したタイミングでは、ヘビーウェイトの「ステルススイマー」の激流ドリフト転がしはバックウォーター最強のパターンになる。激流化によってアユやアマゴなどの大型ベイトフィッシュが上流から落ちてくるためだが、それほどまで流れが強くなく濁りも適度に入っていればビッグベイトやS字系、大きめのチャターベイトがガゼン有効になる。
上がる、下がるの見極めがキモ!
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