その③:ハガー
今の時期ならコレ!…ということでセレクトしたのが、バックスライド系ワーム「ハガー」。
イヨケンこと伊豫部健プロデュース、2019年に登場したばかりのゲーリーシリーズの中ではまだまだ歴史の浅いこちらのワーム。
巻きで食わない、フィネスで食わないタイミングで、よりナチュラルに動かしたいとノーシンカーセッティングで投入。
梅雨時はいわゆる「テナガエビの産卵シーズン」。SNSを使いこなす河辺さんいわく、このところめちゃめちゃ釣れているそうで、ハガー祭りになっているんだそう。
キモはそのバックスライド性能。スーッとバック方向にフォールしていくアクションが効果的で「エサですよ、もう」とのこと。
ご紹介した「ジャンボグラブ」しかり、この「ハガー」しかり、大きめでボリュームのあるワームを使う時に、河辺さんが実践しているのが意図的に「追い食い」させるというテクニック。
バイトはあるけどノラない、なんてときは甘噛みしているだけのバイトなんてことがよくあるんだそう。
そこで、バイトがあったら「ラインに適度にテンションをかけつつ送りこむ」と意図的に追い食いさせられるとのこと。
“一度咥えたエサが逃げそうになるので、もう一度深く喰わせる”というイメージ。このテンションをかけるというのが、強いと違和感を感じて離し、弱いと喰いなおさない、という絶妙な力加減。
すっぽ抜けばかり…なんてときに試して見る価値ありそうです。
いかがでしたか? 釣れて当たり前のイメージがある「定番」ワーム。
釣れるからこそ「定番」…なのですが、使い方やリグ、カラーなど”型にはまりがち”になっていませんか?
使い方・リグ・アクション方法・カラーなど。今のフィールドに合わせて、目線を変えて、釣り人側がアップデートすることでさらに釣れるようになる可能性は十分にあるのではないでしょうか。