【ラインセレクトが肝心】エリアセレクトやアクションテクなど！これから楽しめる夏イカ攻略法について詳しく解説！
関西をメインに年中、オカッパリでアオリイカを狙って活動しているサンラインフィールドアドバイザーの吉田聡と申します。
エギング歴は20年以上になりますが、最初は秋を中心に反応のよい成長途中のイカを楽しむことからスタートしていました。そのうち冬から春にサイズアップする親イカ狙いにのめりこみ、親イカが終わればシーズン終了と考えていました。
ですが、ある年の夏。シイラのキャスティングゲームの後におかず確保のカマス釣りを楽しんでいたときのこと。オフシーズンだと思っているにも関わらず、アオリイカが結構居ることに気づいて狙ってみると簡単に釣れます。
デカイカはでませんが、秋イカよりアベレージサイズは良い印象。その頃は他に狙う人が少なかったこともあり、時には爆釣することも。とても楽しませていただきました。
そのうち、他のシーズンよりも比較的簡単ながら、“どこでも“、”いつでも“、釣れるわけではないこともわかり、少し掘り下げる必要性も感じました。今回はその中で気づいた夏イカのファクターと楽しみ方を紹介させていただきます。
藻場を探せ！
まずは、ポイントの選定。アオリイカの大好きな藻場を探すことから始まります。この時期のアオリイカの生息エリアは、黒潮の影響を強く受ける地域が多く、潮が澄んでいるケースが多いです。
ですので、シャローエリアでは藻場の有無の識別が容易です。少し足場の高い波止や磯から眺めると、一目瞭然。
多くの海藻と海草は真夏よりもやや低水温のほうが適温なので、この時期は衰退期になります。このような状況で、少なくなりつつある藻場にアオリイカが集中する傾向はますます大きくなるので、他のシーズンよりもポイントを絞り込みやすいと言えるでしょう。
さらに浮遊する切れ藻があれば、潮の動きが良いサインでもあるので、プラス要素になります。少し狙いづらいですが、後述する戦術でカバーしていきます。では早速狙っていきましょう！
マイナス要素はすべて飛距離でカバー！
切れ藻があったり届かない位置に藻場のパッチがあったり…、時にはマイナス要因に悩まされたりもします。そのような時には、飛距離のでるタックルが有利です。エギのトレースコースのアレンジ幅が広がります。
エギは間もなくリリースされる「ロケッティア アキュレイド 」【バレーヒル】を使用。ロケッティアシステムにより、通常のキャストの1.5倍の飛距離を生み出し、より広い範囲をカバー。
使用ラインは、「ソルティメイト PEエギULT HS4」【サンライン】を使用。
サンライン公式「ソルティメイト PEエギULT HS4」詳細ページはこちら
実際の飛距離は60m～70m。足場が少し高い場合はさらに伸びますが、ここで気にしたいのがラインの信頼性。シャクリの動作による衝撃は、ラインの高切れを起こす可能性があります。
切れる部位は傷ついて弱った部位、あるいは品質の劣る部位になりますが、サンラインの場合は局所的な品質のばらつきが極めて低く私は絶対的な信頼をおいています。
特に飛距離がでてリールから放出されるラインが多くなると、この“万が一”の部位に出会う確率が高くなりますが、この点において最も信頼できるメーカーと感じています。
長尺の180ｍ巻、240ｍ巻がラインナップされているのも私の絶対条件です。使用リーダーに関しては「ソルティメイト エギリーダーFC HARD」【サンライン】を使用。
サンライン公式「ソルティメイト エギリーダーFC HARD」詳細ページはこちら
さて、ここで疑問に思った読者の方はいらっしゃいますでしょうか？ なぜ8本撚りの「ソルティメイト PEエギULT HS8」ではなく、4本撚りの「ソルティメイト PEエギULT HS4」を使うのか？ その理由を解説します。
表面の滑らかさにおいてはHS8に軍配が上がりますが、それとは反面、水つかみの良さがHS4にはあります。
夏場のシャローゲームではなるべくフォールスピードを抑えたい。こんなときにはHS4の方が適しています。ラインの水つかみと、ロッドワークによるラインテンションのコントロールで、エギのフォールスピードを意図的に操作します。逆にディープがメインとなるシーズンはHS8を使用します。
「ロケッティア アキュレイド 」は、“ホバーロックシステム”により、エギの重心をマニュアル的に変化、水中姿勢の角度をマニュアル的にコントロールできます。
これによって、よりフォールスピードの遅い“水平姿勢”に、着水直後から移行することが可能。透明度の高いシャローでは着水直後からもうヒットチャンスとなるケースが多くあります。このようなケースに余裕を持って対応することができます。
誘い出しでエキサイティングな展開を！
変温動物であるアオリイカは夏場の高水温は適温となるので非常に活発です。水面近くまで獲物を追うことも。このような丸見えのバイトシーンを目指して、意図して水面近くでステイさせるのも手です。
ボトムの藻に絡まない程度フォールさせ、水面近くまでダートで誘って中層ステイでアタリを待ちます。たとえエギが視認できない状態でも、表層近くではイカは自分の本来のポジションに急いで獲物を持ち帰ろうとするので、アタリはドンッと強く出ます。
これがとてもエキサイティング。他のシーズンでは味わえない、エキサイティングなヒットシーンが楽しめます。暑い時期ですが皆さんも是非チャレンジしてみてください！
サンライン（SUNLINE）
