さて、今回はこの釣りのキモを書いてみたいと思います。
この釣りは「魚の集中しているウィードを探すこと」が大前提となるので、まずはエリアの探し方から。
僕がメインで狙うのは、南湖のカナダ藻が生えるフラットエリア、レンジは2~4mを狙っていき、メインは3.5mレンジになります。
…とはいえ「そんなエリアは広大すぎて、どこを釣ればいいかわからない」と言う声が聞こえてきそうなので、まずは必要な条件を3つ。
流れ・ベイト・変化。
この、3つの条件が揃ったエリアの中に、必ず魚はいます。
考え方としては、流れの効いているエリアをまず特定、その中のベイトが着いているポイント、また変化…というように、大きな条件から徐々に絞り込んでいくという感じ。
ではまず、もっとも大きな条件である「流れ」について。
夏の安定期になると、放流量が低くなってくるので流れが効いているエリアは限られてきます。
そこで、思いつくのは沖のウィードアウトサイド。
目星を付けたらウィードエリア全体に魚探を掛けて、全体像を把握してください。で、把握ができたらその中にある変化を探して釣っていくという流れ。
ここで言う変化とは、部分的にウィードの背が高くなっていたり、またその逆だったり。あるいは、砂地のボトムでその部分だけ砂利になっていたりなどの変化を指します。
プラスαで、釣りをしながらベイトの有無や、細かい変化を把握しながら、バイトが出るピンスポットを見つけ出していきます。
使用するリグはリーダーレスダウンショットリグ。
上記の流れでピンスポットを見つければ、リバウンドスティックの6インチをメインに、リーダーレスダウンショット対応の3/8オンスから3/4オンスまでのシンカーを使用してウィードの濃さや魚の状況を踏まえてチョイス、反応させていきます。
リバウンドスティックは6インチをメインに使用しますが、水温が上がりきらない日など低活性な時は5インチに落としたり、魚が浮き気味な時は7インチを使いフォールスピードを下げて反応させたりしています。
このワームの最大の特長は、すり抜けの独特な形状のボディシェイプもさることながら、着底やシェイク時にバルキーなボディに細いクビレが耐え切れず「ブルンッ」っと跳ね返る、”うねり”とも表現されるリバウンドアクションにより強烈な波動を生み出すこと。
このアクションがウィードジャングルの中でも存在感を発揮、埋もれてしまうことなくアピールしてくれるんです。
この時期に効果的なアクションは、基本的にはウィードの中をスルりとすり抜ける素早いフォール。そして着底後のリアクション。このいずれかで喰ってくることがほとんど。
状況によりアクションをつけることはありますが、つけてもボトムでそのまま少しシェイクするという程度です。