今江克隆のルアーニュースクラブR 「グリフワ釣法!雨天や荒天時に効くオススメメソッドを紹介」の巻 第1006回
「ギルロイドベビー」でさらに釣るための最重要点は?
最後に「ギルロイドベビー」を使ううえで覚えておきたい重要事項を追記しておこう。
「ギルロイドJr.」はサイトフィッシングの特性上、「ボトム置き」を意識しジャストサスペンドでも「超々スローシンキング」方向で調整するのが基本。しかし「ギルロイドベビー」は、同じジャストサスペンドでも「超々スローフローティング」方向で調整するのが基本だ。
その理由は、「ギルロイドベビー」は少し浮いてきたらフワっと軽く巻いて元の位置までリップで深度調整し、さらに粘ることも可能だからだ。
このメリットが、「置き」ができない沖の立木や垂直岩盤オバハン陰、野池ど真ん中などで非常に有効になる。
しかも、超々スローフローティング設定ならリップでレイダウンを回避することも容易に可能になる。
そして以前も紹介したリップ曲げ、「ワインドリップチューン」は特に浅い場所で使う場合、非常に有効なチューンなので1つは持っておきたい。
大雨になるとさらにバスが水面近くに浮いてくるので、浅潜りの「ワインドリップ」、そして限界透明度の分かりやすい「ストロングチャート」等、極力視認性のよいカラーを使うことが非常に有効である。
また、まだ未体験なのでその可能性は未知数だが、3月のプリ早期、8~9月の台風大雨ババ濁り時、そして10〜11月の回遊性上昇時、「ギルロイドベビー」を「ビッグフラットサイドクランク」と考え、高速巻きでの可能性が非常に興味あるところである。
「ギルロイドベビー」のリップオン&ブーツテールは想像以上に巻き感が軽く、超高速巻きにも安定して追従するため、今後、マグナムクランクが効いてくる状況でトライして結果報告したいと考えている。