「ジョイクローラー」や「ジークロー」といえば、どちらも存在感のあるプラグですが使い分けにキモがあります。

基本水が濁ってるマッディウォーターのフィールドや、雨絡みで濁りが入っている状況などでは「ゆっくり動かしてしっかりアピールしてバスに気付かせる」ということが重要に。

そこで、キャストするのが「ジョイクローラー」。

見た目こそジョインテッドクロー178がベースのため、2オンスクラス・178mmの全長で超アピール系なんですが、ゆっくり巻けば”ヒタヒタ”とスローに左右にアクション。さらに、ジョイントによるウネウネとした動きも加わり、とにかく”ゆっくり・じっくり”、そしてナチュラルに攻めることができるルアーなんです。

アクションはキャストして、波紋が消えるまでステイ。そして、動くか動かないかくらいのスピードでゆーっくりとタダ巻きで使用。私はジョインテッドクローを使う時同様にフロロの16lbを使用していますが、目安として「ラインをたるませて、たるんだ分を巻き取る」くらいのスピードです。

 

一方、やや水が綺麗な場所で私が投げるのが「ジークロー」。

 

水が綺麗なフィールドの場合、ルアーが進む方向に人影があると見切ってしまう事が。

そこで、素早い動きで動かし続けて、バスを怒らせて口を使わせてしまうイメージで使ってます。

アクションの基本は1秒間に1回展くらいのスピードで激しめにトゥイッチ。ドッグウォークをベースに、ときおりイレギュラーなダイブやスプラッシュを上げたりして、バスにスイッチを入れるイメージです。

素早い動きに対し、抑え込むような激しいバイト…たまりません。

 

ジョイクローラーやジークローのようなトップウォータープラグはパワーのあるルアー。

スイッチが入って何度も追い食いしてくることもあります。

でも、経験上「一度出たけどミスした」…投げ続けても…もう出ない！なんてこともしょっちゅう。

今のデカそうだったなぁ…なんて事が起こらないように、闇雲に投げるのではなく「あの位置にルアーを投げて、そこから巻いて来て…この辺りで喰わす」というようにイメージしながら使うと良いと思います。

 

もちろん、せっかくのバイトをモノにできるよう、タックルのセッティングも重要。

タックルはこんな感じ

自分は、操作性重視。あえて短いロッドをチョイスしています。

 

GROUND TRICK（グラウンドトリック） KG-00 5.5-670EXH

吉田撃さんのシグネイチャーモデルGROUND TRICK（グラウンドトリック）に16lbのG-BLOOD FCを使用。“釣行時のロッドの本数をできるだけ減らしたい”　“なおかつ一本のロッドで色んなルアーを投げたい”という思いを形にしたロッドだけあって、ジョイクローラーだけでなく他のルアーも使いやすい1本です。ビッグベイトを投げるには少し短めですが、野池などにはちょうどいい長さで操作性もバツグン。

 

RUDDER（ラダー）KGB-00 4-640MH

強い反発力のあるブランクスに、ブレないバットが最大の特長のRUDDER（ラダー）に12lbのG-BLOOD FCを使用。

キャスト時にはジークロー（20g）の重さをしっかり受け止めて、振り抜くことが可能。アキュラシーもよくて、飛距離も出せるし、低い弾道でルアーを投げれるので、着水音を押さえるなんて事もできる1本です。