「メタルジグ」という金属製ルアーを生き物に見立てて食わせたり、正体不明の気になる物質としてアタックさせたり、あるいは思わずリアクションさせたり…と言うのがジギングなのですが、そこにさらに「音」と「光」という、従来のジグにはない要素でアピールできることから、各地で人気となっていたジグが「メタルジャッカー」シリーズです。
そして令和2年、その特長をそのままに、ショアジギングでの青物に特化した仕様に生まれ変わった「メタルジャッカー ターゲット:青物」が登場しました。ネーミングが長い!ので「メタルジャッカー青物」とか、単に「メタルジャッカー」と呼んでください!
「メタルジャッカー青物」は、「ラトルステック」と、フックが標準装備されているので、パッケージから出したら即投入できます。
今回、生まれ変わった点の1つは、フックシステムです。
【変更前】…フロントフック:シングルフック、リアフック:トレブルフック
【変更後】…フロントフック:ツインフック(ティンセル仕様)、リアフック:シングルフック
フロントフックにはティンセルが巻いてあります。これによりフックの存在を隠し、さらにキラキラとフラッシングでもアピールします。
リアフックには、シングルフックが1本接続してあり、アクションレスポンスの向上にひと役買っています。これにより軽快なアクションで捕食のスイッチを入れることができるようになりました。
それぞれのフックサイズは、青物に多いジグを吸い込むようなバイトに対応するため、各ウエイトごとに番手を変えています。
また発光体やラトルを格納するスリットは勘合部を改良し、カチっとハマりやすくなりました。
ウエイトバリエーションは、20g、30g、40gの3タイプ。
カラーは7色となっています。
「メタルジャッカー青物」の使い方、釣り方、よく釣るコツ等
「光」と「音」のアピール力から、何をしてもよく釣れる「「メタルジャッカー青物」ですが、オススメの使い方は「ワンピッチジャーク」と「タダ巻き」になります。
「ワンピッチジャーク」は、ハンドル1回転につき、ロッドを1回シャクりあげる動作なのですが、この「ワンピッチジャーク」が「ラトルスティック」との相性が良く、ジグが持ち上がるたびに「カチっ」、「カチっ」とラトル音を出し、青物に強烈にアピールします。
私的には「音」でのアピールを最大限に発揮できるアクションと考えています。
次に「タダ巻き」では、フロントフックが支点となり、スプーンのようなきれいなロールアクションで魚を魅了します。
「タダ巻き」をする時は、「発光体」をセットすることで、ロールでの明滅がより強力になります。
「ワンピッチジャーク」と「タダ巻き」、どちらも基本的なテクニックですが、「ラトルスティック」と「発光体」の特性を活かすことで、より釣果を伸ばすことができまよ。
カラーローテーションのコツ
「メタルジャッカー ターゲット:青物」は、現在7色のラインナップしています。ここではそれぞれのカラーの使いドコロを紹介していきます。
#ギラギライワシ:イワシがメインベイトであれば、迷わずこのカラーを!
#ブルピンスラッシュ:ギラギライワシではアピールが物足りない時や水深が深い場合にオススメのカラー。
#コットンキャンディ:デイゲームでもナイトゲームでも活躍する万能カラーです。
#アカキンタイガー:タイガー模様のグローが深場でアピールします。
#スズメバチ:強すぎず、弱すぎない。隠れた万能カラーです。
#ギラギラシルバー:フラッシングを極めた、シャロー攻略カラー。
#ディスコピンク:フラットフィッシュゲームで実績大のハイアピールカラー。
釣れる!「発光体」カラーの使い分け法
「メタルジャッカー青物」の最大の特長でもある「光」によるアピールですが、ボデイのスリットに様々なカラーの発光体を挿入することで、ターゲットに効果的にアピールすることができます。
使用できるアイテムは3タイプ、「ケミホタル25」、「ルミコ(レッド除く)」、「ラトルスティック25」。
発光体のカラーの使い分けですが、基本的には水の色を見て色を決めます。目安として…
水がクリアな場合…「ケミホタル#レッド」、「ルミコ#ブルー」、「ルミコ#アクアブルー」
やや濁っている場合…「ルミコ#グリーン」、「ルミコ#オレンジ」
強い濁りや水面直下を攻める際は視認性を上げるため…「ケミホタル#イエロー」、「ルミコ#イエロー」
ちなみに「ラトルスティック25」は「光」ではなく、「音」でのアプローチとなりますが、特にロックフィッシュに効果的です。
「メタルジャッカー青物」実釣レポート
と言うことで、先日「メタルジャッカー青物」をひっさげ、武庫川一文字に実釣に行ってきました。
当日は中潮。満潮直前の朝5時から釣り始めました。
事前情報では青物の釣果が安定しないかなりシブい状況とのことですが、水面直下では少し反応があるとか…。
釣りを始めると、「メタルジャッカー青物」の30g、カラーは#スズメバチで、発光体「ケミホタル#イエロー」を挿入して攻めるとチェイスが多発したため、「ケミホタル」から「ラトルスティック」に変更。弱いワンピッチジャークで時折ラトルを鳴らすように動かすと、HIT!
周囲の釣り人さんも苦戦する中、貴重な青物を釣り上げることができました。
ラトルの「音」が捕食のスイッチを入れたようですね。
「光」でサーチし、「音」で食わせる!まさに「メタルジャッカー青物」ならではの釣り方でした。
釣り上げたツバスは「神経絞め」を行い、「新鮮おさかなパック」に入れて持って帰りました。