新機能満載のベイトリールが使いやすい
ベイトタックルを使うポイントがはっきりしたトコロで、次に注目したいのはリール。
取材当日、鳴瀬さんが使用されていたのがダイワ2020年NEWモデルの「ティエラIC」。
こちらのリールは100と105という番手があり、SLJに適しているのはPEの0.8号なら200m巻ける深溝スプールが搭載された「100」のモデル。
品名 | 巻取り長さ (cm/ハンドル1回転) |
ギア比 | 自重 (g) |
最大ドラグ力 (kg) |
標準巻糸量 PE(号- m) |
ハンドル長 (mm) |
ベアリング (ボール/ローラー) |
メーカー 希望本体 価格(円) |
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100XH | 76 | 8.1 | 165 | 4.5 | 0.8-250、1-200 | 100 | 6 / 1 | 45,000 |
100XHL | 76 | 8.1 | 165 | 4.5 | 0.8-250、1-200 | 100 | 6 / 1 | 45,000 |
105XH | 76 | 8.1 | 165 | 4.5 | 0.6-200、0.8-120 | 100 | 6 / 1 | 45,000 |
105XHL | 76 | 8.1 | 165 | 4.5 | 0.6-200、0.8-120 | 100 | 6 / 1 | 45,000 |
ダイワ公式「ティエラIC」詳細ページはこちら
イカメタルやバチコン、テンヤマダイなど幅ひろい海のライトゲームに適したリールとのことなんですが、SLJ専用?と思えるほどに使いやすそうだったわけです。
ICカウンター付でその重さは史上最軽量の165gと”とにかく軽い”のが最大の特長。カーボン繊維を高密度に織り込んだカーボン樹脂で、軽く・強く・腐食に強い素材「ZAION」をフレームとサイドプレートに採用…というのがその軽さの理由。
ライトなジグを繊細に操るSLJにピッタリのリールというわけなんです。軽さゆえに、疲れにくいというのもメリット。
記者が特に注目したいのは新機能「デプスアラーム」が設定できるということ。これ、フォール時・巻き上げ時に、10mごとに「ピッ」と鳴ってジグが今どこにあるかを知らせてくれる機能なんです。
10mごとにアラーム音が「ピッ」と1回鳴る設定、水深10mでアラーム音が「ピッ」と1回、20mで「ピピッ」と2回、30mで「ピピピッ」と3回鳴り、40mでまた1回に戻るという設定、OFFの3パターンがアングラーの好みで設定が可能。
またフォール時のみ、巻き上げ時のみなどの細かい設定ができるのもウレシイポイント。
船長の指示ダナを攻略しやすい、ジグが今どのあたりにあるかイメージしやすいと、鳴瀬さんも太鼓判の使いやすさが魅力なんですが、個人的にいいなぁと思ったのは“よそ見”ができるということ。
なんだそんなことか…と侮るなかれ。
・アタリの出る穂先を注視しながら、どの深さを探っているかがわかる
・どの深さにジグがあるか把握しながら、ナブラなどを探せる
・ファイト中ラインの角度などに注意しながら、どれくらいで浮いてくるかわかる
・ときおり視線を遠くにズラして、船酔い対策
というように、釣りをする上でデプスアラームによる恩恵けっこうあると思いませんか。
冒頭の写真、鳴瀬さんがサワラを掛けた時に「ギーッ」と鳴ったのはドラグ。ATD&ドラグ引き出しクリックが搭載されています。船上で「おー!何喰ったの?」なんて盛りあがる一面も。
また、10cm間隔で深さを測れる水深カウンターや、巻上げスピード表示機能も搭載。何mで当たったか、どれくらいの巻上げスピードで喰ってきたかが一目瞭然で、その日のパターンを容易に掴むことが可能。
ベテランはもちろんビギナーの方にも扱いやすい機能なんじゃないかな、とのこと。
手軽に多彩なターゲットが狙えるのがSLJの魅力。
ベイトタックルとスピニングタックルの使い分け、さらにセレクトするベイトリールによって、ますます快適な釣りが、そして獲りきれなかったもう1本を狙うことが可能になるのは間違いなさそうです。