ノロに強く生食安心な牡蠣
JR西日本が手がける牡蠣(かき)があるってご存知でしたか?その名も「オイスターぼんぼん」。
陸上を走る鉄道会社が、なぜ海の魚介類を?どうやらJR西日本では「地域共生企業」となることを掲げており、2017年からの5カ年計画でプロジェクトが進め、その一環だそうです。
2016年12月広島県大崎上島で、地元の養殖会社とタッグを組み、牡蠣の養殖が始まりました。その養殖方法が独特で、それが「ぼんぼん」の由来となるわけです。
通常、牡蠣の養殖といえば海中。ところがこの「ぼんぼん」は地下20mほどから汲み上げられた地下海水を使い、陸上(塩田の跡地)で養殖されるのです。
この地下海水は、ろ過され不純物が少なく、牡蠣が好む栄養素もタップリ。これによるメリットの一つが、ノロウィルスがつきにくくなること。もう一つ、栄養素が豊富なため成長も早いのです。これによりプリッとして身持ちがよく、安心して生食できる牡蠣が育ちます。
ここまで読んで頂いたら、なんとなく「ぼんぼん」の由来にピンときた方も多いでしょう。そうです、一度も海に入ることなく陸で育った「ぼんぼん」なのです。
大阪・梅田と東京・新宿のオイスターバーで食べられる
さて、そんな「ぼんぼんオイスター」ですが、オイスターバー「Wharf(ワーフ)」の大阪・梅田店、東京・新宿店にて、数量限定で提供されているということです。
ぼんぼんを食べに、ぼんきゅっぼんのお姉さんを連れて、足を運んでみたいものですな。