【フィーディングスポットを捉えることが重要】バスを連発させるメカニズムについてルアーセッティングなどを交えて永野総一朗が徹底解説!
最近のガイドでは、上手くバスのフィーディングスポットを捉えられることも多く、2桁前後の釣果が安定して続いています。
今回は、バスのフィーディングスポットを探し出すコツについて、使用ルアーやタックルセッティングなどを交えながら紹介していきます!
昔は多く魚を釣っているプロが不思議で仕方なかった
5~8年前、まだ私がガイドになる前の話です。各ガイドさんのブログや動画を貪るように読んでいました。
やはり自分が湖に出た時ほど、他のガイドさんの釣果を見ながら答え合わせをしますが、当たり前ながら自分の釣果とはかけ離れていて、多くの魚を釣っているプロの方がほとんど。
どうしてこれほど釣れるのだろうと、毎回疑問でした。
さらに湖上でそのガイドさんを見かけると、よく釣っているガイドさんほど1ヶ所で粘っていたり、同じような場所を行ったり来たりしながら釣果を上げている方がほとんど。
色々なトコロを回っても、そのような連発劇なんてめったにないのに、1ヶ所からどうやって、そんな多くのバスを抜きだせるのだろうかと頭を抱える毎日でした。
ガイド業に就くと連打のメカニズムを少しずつ理解
しかし5年前にこの仕事に就き、毎日湖上に出ながら経験を積んでいくと、これまで疑問だった連打のメカニズムが少しずつ分かってきました。
どうして1ヶ所からバスが連発するのか。
連打のメカニズム、それは一言で言えば、「バスのフィーディングスポット」をかなり高い精度でとらえているということ。
そんな事わかっとるわ! みたいな内容ですが、もう1つ突っ込んで言えば「バスがどこにいるか」ではなく、「バスがどこでエサを追い込んで食っているか」というところを捉えて釣りをしているということです。
バスがどこにいるかなんてことは、実は釣るということにおいて優先順位は低かったりします。
逆に言えば通常は全くいなくても、エサが入ってくると、そこでエサを食うという場所が分かっていれば結果的に沢山釣れるという訳です。
もし魚が見えているとするならば、バスがいるところにルアーを投げて食わない状態でも、そのバスがエサを追い込むであろう変化にルアーを入れると食うという感覚。
そのエサを追い込む場所こそ、まさにこの連載のタイトルであるまさに「たまらんばいスポット」なのです。
6月~7月に起こりやすいボイルのメカニズムについて
今の6~7月という時期はそのフィーディング場所を非常に見つけやすい時期でもあります。
なぜなら水面で捕食しているから(ボイルしているから)です。
湖上で釣りをしていると、時たまにボイルを見かけることがありますが、よ~く観察するとある一定の場所でボイルが起こっていることがあります。
3回以上同じ場所でボイルが起こった場合、その水面下にはほとんどと言って良いほどバスのフィーディングスポットとなる「壁」が存在します。
それはウィードエッジだったり、浚渫の壁だったり(分かりにくいこともありますが…、)。
バスはその壁にベイトを追いつめ、行き場の無くなったベイトが水面に向かって逃げ、それをバスが水面というまた壁を使って捕食する、これがボイルです。