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今江克隆のルアーニュースクラブR 「注目の新スタイル!PEベイトフィネスの核心」の巻 第1004回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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「ワイルドパワーフィネス」と「PEベイトフィネス(PEBF)」の違い

次に、ベイトフィネスの強化版であるベイトフィネスリールに13lb以上のフロロ&MHクラスのタックルを使う「ワイルドフィネス」と「PEベイトフィネス(PEBF)」の決定的違いは、まず13lbフロロでは2.3〜3.5gクラスのスモラバを吊るしで扱うのは非常に難しい現実がある。

吊るしたルアーよりフロロ13lbラインの方が重く、シェイクすると逆にルアーが持ち上がってしまい、枝をゆらさないでルアーだけをアクションさせることも難しい。

逆に、7g以上の重めのルアーならメリットはあるが、ベイトフィネスリールの性能を維持するためには重くて太いフロロラインは25mほどと最小限しか巻けないため、とっさに遠投したくても不可能になる。

しかしPE1.5号をベースとする「PEBF」の場合、ラインはフロロ7lb相当の太さでありながら比重は圧倒的に軽く、直線強力で20lb以上の強度を持つため、ベイトフィネスリールでもラインキャパは60m巻いてもベイトフィネスリールの軽量ルアーのキャスト性能を落とすことがない。

ロッド次第だが、7lbフロロでは到底太刀打ちできないヘビーカバーでも、とっさにトップウォータープラグや「野良ネズミマグナム」のような遠投を必要とするルアーでも、ライン強度的にもキャパ的にも不足はなく、「PEBF」用タックル一本で共有できるのが最大のメリットである。

「PEBF」の大きなメリットの一つがトップウォータールアーへのとっさの転用。PEラインなので遠投性能、操作性、フッキングも抜群のうえ、オープン場での55cm程度なら全然余裕なのだ

「PEBF」は、今までオカッパリでは適応条件が少なかったベイトフィネスのメリットを、オカッパリでも最大限活かせるタックルセッティングだと言えるだろう。

オカッパリでベイトフィネスが活躍する状況は極めて少ない…それはランディングできるパワーがラインにもタックルにも無いからだ。しかし「PEBF」ならベイトフィネスのフィネスさをを存分にオカッパリでも発揮できる

今までの「ベイトフィネス」と、「PEベイトフィネス」の使い分けは?

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