トリプルクロス黒鯛
ヒロセマンが「ちぬキャンディ」で使用したロッドはトリプルクロス黒鯛。
唯一のソリッドティップモデルのTCX-S782ML黒鯛です。
トリプルクロスは4軸カーボンはじめ、3種のカーボンを融合させたネジレ剛性にも優れたロッド。
ソリッドティップモデルは「ちぬキャンディ」はもちろん、ズル引き系の釣りにはもってこい。
即アワセよりは食い込ませてから乗せアワセするようなケースが多いズル引き系の釣りでは、バイトを弾かずに追従してくれるソリッドティップがマッチするからです。
またティップにはホワイトペインティングが施されていて高い視認性を確保してくれます。ナイトゲームのズル引き系アプローチなんて時にもバッチリです。
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ロッドの角度
さてさて、そんなトリプルクロス黒鯛S782MLでの「ちぬキャンディ」の操作。
ヒロセマンがひとつキーとして挙げたのがロッドの角度でした。
ちぬキャンディが根掛かり回避性能に長けているのは前述した通り。そして、より根掛かりを回避する意味で重要なのがロッドの角度だといいます。
まず、「理想」はロッドティップを斜め上に構えてズルズルと引いてこられるとグッド。
その角度で巻くことによって、底の障害物に引っ掛かりそうになってもかわしやすく、チョンチョンとあおると外しやすいといいます。
しかしながら、立ち位置を選べないことも多いオカッパリでは、状況によっては横風がくることも。
横風にラインが乗ると感度や操作性がボケてしまいます。また、特に足場の高い所ではどうしてもルアーがボトムから浮きやすくなってしまいます。
そのため、強い横風もなく、足場も低いといったフィールドでは、竿を斜め上に構えてリトリーブスピードを調整しながらボトムをしっかりトレースしていくとよいでしょう。
先に述べたように「理想」は斜め上に構えることですが、上記のようなバッチリ好条件は案外少ないもの。
写真もやや足場が高い(かつ横風でした)フィールドですが、こんな時はルアーを浮かせないようにティップを下に向けるとグッド。
ティップを下に…その時の落とし穴
ただし、ティップを下に向けた時の落とし穴が「ティップ(ロッド)とラインが一直線になってしまうこと」だとヒロセマン。
ティップとラインの放出角度が一直線になると、バイトがあった時にティップの曲がりしろがなく、弾かれてしまうケースが多いのだそう。
上記「理想」の斜め上に構えた場合はそもそも角度がつくのでOKですが、下に向けた時はティップとラインが一直線になっていないか、これを意識すると「せっかくのバイトが~」なんてことが減らせますよ!
というわけで「ちぬキャンディ」のボトムズル引きについてお話してきました。
ボトムズル引きはクロダイゲームの基本でエントリーのしやすさもあります。上記のちょっとしたワンポイントを意識して楽しんでみてください!
次回は「ちぬブレード」を使ったリアクションの釣りを紹介予定です!