O.S.PのI字系ルアーとして知られている「アイ・ウェーバー74 SSS」とフローティングモデルの「アイ・ウェーバー74 F」。
誰にでも簡単に使えて、釣れることをコンセプトに開発された喰わせ系ルアー。
で、2020年6月。サイズダウンモデルの「アイ・ウェーバー60 SSS」が登場することになったということはご存じの方も多いハズ。
そこで今回、「アイ・ウェーバー60 SSS」を詳しく知る、林 晃大プロに気になることを色々聞いちゃいました!
林 晃大(Koudai Hayashi) プロフィール
アイ・ウェーバー60 SSS【O.S.P】
サイズ | ウエイト | タイプ | フックサイズ | カラー | 本体価格 |
60.0mm | 2.6g | Super Slow Sinking | #10 | 16 | 1,700円(税抜) |
O.S.P公式「アイ・ウェーバー60 SSS」詳細ページはこちら
開発のキッカケとオリジナルとの比較について
まず、気になっていたのが、”サイズダウンモデルを開発した理由”と、”1フックにした理由”について。
開発することになったキッカケは、オリジナルでは喰わせることができない状況があったから。
林 晃大プロがメインにしている野尻湖(のじりこ・長野県)は、季節によってワカサギのサイズが違うそうです。
大きめのワカサギならオリジナルで十分。ですが、ワカサギが小さくなるとバイトさせずらい状況があるとのことで、「アイ・ウェーバー60 SSS」をリリース。
で、新たに登場した「アイ・ウェーバー60 SSS」はオリジナルとは異なり、フックは1つのみ。
1フックにした理由について尋ねると、テストで2フックや1フック、またはフックサイズを変更するなど、色々試してきた中で♯10の1フックが最も最適だということで決定したそうです。
フックを1つにすることでトゥイッチしても糸絡みすることが無くて非常にアクションさせやすく、フックの存在感も軽減されるのでバイトする確率も増加。
また、フックサイズを大きめに設定することでフッキング率もUP。
風の抵抗も受けないのでサイズダウンしたとは思えないほどの飛距離を実現。フックを1つにすることで沢山のメリットが生まれたと述べておられました!
因みに飛距離のテストは、陸で実際にキャストして距離を測定したそうですよ。ただサイズダウンさせただけでなく、1からルアーを作るかのようにスイミング姿勢やアクションなどが見直されたそうです。
オリジナルとの使い分けはモチロン、ベイトのサイズによって使い分けること。
春は比較的ワカサギのサイズが大きいので、オリジナルを使用。夏から秋にかけては、春に生まれたワカサギが成長して「アイ・ウェーバー60 SSS」と同じくらいのサイズになるんだとか。
また、バスの活性に応じて使い分けることもあり、いつでも「アイ・ウェーバー60 SSS」が効くということでもなく、バスが元気な場合は存在感を利用して早く見つけてもらうため、オリジナルでアプローチ。
ショートバイトや喰いが渋いと判断したところで「アイ・ウェーバー60 SSS」を投入するそうです。つまり両サイズ持っておくことがベストということですね。