【バス釣りルアーの使い方】表層プラッギング編【琵琶湖-春夏対応=解説＝前田純、中島成典、小田圭太】

2017年04月21日

解説＝中島成典 Shigenori Nakajima

DCボートクラブを出艇マリーナとするプロガイド。ヘビキャロやヘビーTX、マイキーなどのサーフェス系を得意とする元・寿司職人。通称・ナカジー。大阪府出身・滋賀県在住。

ナカジーガイド=ガイド受付☎090-3673-9510
出船マリーナ：DCボートクラブ（大津市和邇北浜422）
ガイドエリア：全域
ホームページ：http://www.nakazy.com
ブログ：http://s.ameblo.jp/nakazyguide1126/
使用ボート…トライトン19XS
遊漁船登録番号：滋賀137

釣行に役立つオススメ情報サイト＝「BRUSH」湖の状況やタイムリーな釣果情報が網羅されているので便利
琵琶湖オススメランチどころ＝ホテル井筒のキャビン。オススメは日替わり。年中無休

パターン解説

水面テロテロ巻きと水面直下ガーグリングの２パターン。キャッチ率アップのキモは「巻きアワセ」をすること！
春ー初夏へかけて絶大な威力を発揮するのが、ご存知マイキー！

Name	Length	Weight	Type	Hook Size	Price
Mikey 160	160mm	54.5g	Floating	ST36BC＃2	¥3,810（本体価格）

もはや定番の表層系ビッグベイトですが、使い方としては、大きく分けて２パターンがあります。まずはローライトなど、バスの活性が高い状況でハマる完全に水面をトップ感覚でタダ巻きするパターン。ロッドを立ててスローに引いてくると、マイキーが水面をテロテロと泳いできます。この時、マイキーの連結部分がそれぞれカチカチと当たるのでノイジー的な要素も。これは意外と知られていないのですが、実はこの独特なサウンドがマイキーの釣れる要素の１つでもあるんです。

そして２つめは、少し潜らせて水面直下をガーグリング的にリトリーブするパターン。これは完全に水面を割ってまではバイトしてこない活性がイマイチな個体に有効。特にアフタースポーンの追いが弱く、気難しい個体には効果抜群です。

使い方としてはこの２つが基本ですが、ほかにマイキー祭♪　を楽しむ要素として重要なのがフッキング&ドラグワーク。豪快に水面を割ってバイトしてくるのが魅力なこの釣りでは、どうしても思いっきりフッキングしたくなりますが、実はマイキーは「巻きアワセ」が一番有効。これはトリプルフックのルアー全般にいえることですが、トリプルフックは文字通りフックが３つに分散しているので、その分フッキングパワーも分散されます。ですから「巻きアワセ」で徐々にテンションを掛けることで、フックポイントにパワーが伝わり、しっかり刺さるんですよね。

あとマイキーはテールフック１本にバイトしてくることが多く、その場合もイッキにフッキングするより、そのまま巻き続けると、バスが首を振ってファイトしている間にほかのフックが刺さる可能性があがり、結果的にフッキング率上昇につながるのです。

シチュエーション解説

西岸リーズフロント→下物ハンプ上のエビモ→烏丸半島沖フラットウイ―ド内のフサモが◎
シチュエーションとして春の早い時期は、まだ沖のウイードが少ないのと、プリ狙いもあって西岸シャローのリーズフロントを。そこから少しウイードが成長してくると下物沖のハンプ上にあるエビモなどを。

さらに時期が進んでアフターから初夏にかけては、烏丸半島沖などフラットウイードに群生するフサモ狙いがよくなってきます。このフサモが水面近くまで成長するぐらいが最盛期で、フサモはそれぞれが独立した柱状に生育するので、その１つ１つが縦ストとなり、アフターの絶好な付き場となります。ちなみにこのフサモ、水面下を目視すると少し赤く見えるので、偏光サングラスを使ってそこを直撃するのも効果的ですよ。

ベストマッチルアーはコレ！
マイキー【ジャッカル】

絶妙なボディサイズと、リトリーブしてくるだけで連結部分が当たって鳴る独特なサウンドがデカバスにスイッチを入れます。ロッドポジションやリトリーブスピードを調整することで、水面から水面直下、そして潜らせればクランクベイトとしても使える、汎用性の高い究極のビッグベイト！　背中部分に視認性の高いカラーがライナップされているので、ストラクチャーやウイードパッチなどをテクニカルにトレースすることも可能ですよ

出典：ジャッカル