まずこのサーフアジングで注目すべき点は、回遊魚であるアジが何処を回遊するのか、また何を捕食しているのかということ。
基本的に暗闇の多いサーフでありながら、夜のアジングで狙いたい常夜灯がこの西湘サーフにはあります。それがサーフの後ろにある西湘バイパス(自動車専用道路)の道路照明灯です。
直接、海を照らすものではないので、一見、効果を見落としそうになりますが、部分的に灯が海面に入っており、確実にプランクトンや小魚を寄せている要因になっています。
またもう一つが、いくつかある川の河口部であり、その周辺には、安定して小魚系のベイトが居着き、プランクトンも豊富な為、程よい濁りなどもあり、アジが足止めしやすいエリアになります。
私が、過去に確認したベイトとしては
・ハク(ボラの稚魚)
・シラスウナギ
・エビ
・稚タコ
・プランクトン系 ※形が変わらない物
などがありました。
前文で記載した魚が集まるエリアでは、秋から冬に掛けて、アジのボイルも確認できます。アジのボイルは、波打ち際から少し沖まで、また潮目周りでボイルが起きます。
通常、漁港などのアジングで多用するジグヘッドは、1g台が多いと思いますが、このサーフアジングでは、2~3g位のジグヘッドを多用します。
「スタッガーオリジナル2インチ」と合わせるには、フックも2~4番くらいが丁度良い為、ライトソルト用以外にバス用のジグヘッドも可です。
特に私が好むジグヘッドのタイプはラウンド型です。
理由としては、水押しを意識しています。サーフなどの広いエリアで、ボイルしながらかなり広範囲でベイトを追うアジに対して、いち早くルアーを見つけさせることが最も重要になります。
そこで前置きが長くなりましたが、今回紹介する「スタッガーオリジナル」が効果を発揮するのです。
アジング=ストレート系のワームを想像される方が多いと思いますが、この釣りでは、ワームやジグヘッドの波動が釣果を大きく左右します。
前文のジグヘッドでも“水押し”と言うワードを使いましたが、アジングでは良型とされる尺オーバーのアジは捕食の時の遊泳力も豆アジより遥かに素早い為、集魚効果が高くサーチベイトとしての役割も果たすスイムベイトのこのワームがハマるわけです。
またスイミングをさせると、テールの動きのみならず、ボディのローリングピッチアクションが効果を発揮します。元々、ビッグバスを攻略してきたワームがアジングでも良型アジを引き出すのです。