カナモこと金森隆志氏によって生みだされたレイドジャパン。2011年の創設以降、釣り人目線のモノ造りで数々のアイテムを世に送り出してきた。
そんなレイドジャパンのロッドシリーズである「グラディエーター」をある意味真っ向から否定したロッドがこの度登場。その名も「グラディエーターアンチ(GLADIATOR ANTI)」。
出典:レイドジャパン
アンチと聞くと非常に否定的なメージを持つ方も多いだろう。アンチ○○などと、特定の人物を否定する人々を指して使われることもあるマイナス要素を感じる言葉だ。
あえてこのような名前を持ったグラディエーターアンチだが、これにはレイドジャパンらしい意味が込められている。それが、「オリジナルモデルと対極をなすモデルの創造」だった。
グラディエーターのオリジナルモデルは、どちらかと言えば玄人向けのモデルであり、ロッドの扱いになれたスペシャリストが扱ってこそ、その真価を発揮する設計になっていた。
そこで、それとは対極にあたる初心者を含むすべてのアングラーがオートマチックに扱うことのできるロッドの開発をコンセプトに生みだされたのが「グラディエーターアンチ」である。ようするに、これまでレイドジャパンがグラディエーターシリーズに求めたコンセプトを、ある意味否定しているわけだ。ゆえにアンチである。
出典:レイドジャパン
そんなコンセプトで設計されたグラディエーターアンチは、扱いやすい万能型の中弾性ブランクスを使用することで、キャストからファイトに至るまでのすべての動作において、オートマチックにロッドが仕事をしてくれる。また、守備範囲の広いバーサタイル設計により、1本のロッドでのランガンに最適な多くのシチュエーションをカバー可能なロッド設計になっている。
シリーズ構成は現段階で全6機種。GA-610MC Joker、GA-610MHC Baltoro、GA-611HC Blaster、GA-65PBF Power Bait Finesse、GA-61ULS-ST Fixer、GA-63LS Defender、となっている。