今江克隆のルアーニュースクラブR 第1002回「水面系新戦略と優れたi字系の条件」の巻
深遠なるバスフィッシングの魅力
今年はコロナ禍の影響で本来ならトーナメントで全く時間がなくなるこの時期まで、幸か不幸か多くの時間を開発事業に集中することができた。そのおかげで、「ギルロイドベビー」、「アイアロー」を筆頭に、さらに2機種、今までに市場に存在しなかった強烈な新機軸ルアーが生まれようとしている。
すでにそのテストでは予想を超えたバスの強烈な反応に驚かされっぱなしである。バスのいう魚は本当に「初見」のルアーに対し並々ならぬ反応を示す魚である。

新開発のマル秘ビッグベイトを、スイムテストのつもりでちょいとPEベイトフィネスで大遠投したら、まさかの野池マックス級が釣れるハプニング。今期はコイツを含め、2機種の「隠し球プラグ」が予想以上にヤバくてドキドキが止まらない
近年、出尽くした感のあるバス業界、もう奇想天外な発想のルアーなどないのではないか…とすら思い始めていたが、まだまだバスルアーの開発は未知の分野があるのだと実感している。
そしてそんな初めて生み出したルアーで、ただのスイムテストのつもりで投げた野池で、まさかのビッグバスと出会えた時、初めてルアーでバスを釣った時のあの喜びが蘇ってくる。
だからバスフィッシングは何年続けても色褪せることなく常に新鮮な驚きを与えてくれる釣りなのだ。
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