初めまして!サンライン・ソルトフィールドスタッフのNOKKIこと村山憲明です。
今回は北海道道東のショアアメマス、サクラマスゲームのご紹介をいたします。
道東のショアアメマス・サクラマスゲーム
北海道と言っても、東西南北で釣れる魚種と季節が大きく変わります。
四方を海で囲まれた蝦夷地は様々な魚種を釣ることが可能で、年中楽しめるフィールドといえます。
一般的にアメマス、サクラマスのショアゲームは、日本海側の積丹方面が有名です。季節的には12月から4月上旬頃がメインで、海水温が安定しておりロシア方面に遡上する魚も同時に回遊するルートと思われます。
一方、私がメインフィールドとしている道東は、太平洋側となりますが、海水温自体が低くスタートが4月中旬から8月下旬ころまでとなります。主に鮭稚魚の流下と共に海へと下るアメマスと、遡上を迎えるサクラマスが重なるため、ショアからのサーフゲームが成立しています。
しかも、このゲームが始まったのは10年ほど前位からで、比較的新しいフィールドといえます。
メインベイトも大きく異なり、日本海側はオオナゴ(イカナゴ)イワシで、太平洋側は鮭稚魚や小型のイワシをメインに捕食しています。
さらに、水色も大きく違います。日本海沿岸は濁りの少ない砂利、磯のエリアが多く、時化ていない限りショアジギングが可能です。
しかし、道東となると砂浜が多く、河川からの土砂の影響で時化に限らず干満の差でも濁りが入りやすく、釣行出来る時間帯が読めない環境と言えます。
ただし急激に変化するサーフの状況を、一早く察知出来たアングラーのみ好釣果をもたらすのも特長の一つと言えます。
ポイントとなる釣り場は流入河川が一つの目安で、淡水が入り込むことにより数多くのベイトが集まりやすいので一級ポイントと言えます。
特に遡上を迎えたサクラマスにとって、淡水に体を慣らすため多く集まりやすくアングラーも集中します。アメマスはベイトを捕食しながら体力を付けていきますので、ベイト重視のポイント選びが有利です。離岸流を探しながら海底の地形を想像しつつ、ポイント選びをするのは他のサーフゲームと異なります。
ただし道東エリアの地形上、遠浅な場所と波打ち際が深く少し離れた沖合が浅くなった場所が点在するので、波の立具合で判断していきます。
私の使用タックルは、10ftMHのロッドに4000番のリール、メインラインは「ソルティメイトキャストアウェイPE 20lb」に、スペーサーとして30lbPEを3mFGノットで接続。その先に「ソルトウォータースペシャル ポケットショックリーダーFC 20lb」をFGノットで1m付けて使用しています。
サンライン公式「ソルティメイト キャストアウェイPE」詳細ページはこちら
サンライン公式「ソルトウォータースペシャル ポケットショックリーダーFC」詳細ページはこちら
ルアーはジグがメインで、メインベイトのシルエットに合わせた小型の物を使います。
魚が波打ち際を回遊している場合は、ジグミノーやロングミノーで手前まできっちりと探るのも有効です。
ロッド:10~11ftのミディアム又ミディアムヘビー
リール:3000番~4000番クラス
ライン:PE1.2号~1号
ショックリーダー:ナイロン又フロロカーボン20lb
ルアー:ジグ28g~40g/ジグミノー28g~40g/ミノー12㎝~18㎝フローティング
釣り方は、その日の波の状況や魚の回遊ルートを探るべく、まずはジグで沖合から手前までサーチ。特に、シーズン初めは水温も低く魚の活性が良くないのでボトム付近を丹念に探り、徐々に表層付近を探ります。
サクラマスの場合一定の動きにヒット率が高いので、ただ巻きがベスト。一方、アメマスはイレギュラーな動きを好むので、リフト&フォールやスライド、ダートの動きに反応が良いです。
様々なアクションを織り交ぜながら、その日のヒットパターンを探るのも楽しみの一つです。
一番の難点は波打ち際で、地形により波打ち際の角度が急斜面になってる場所が多々あります。これによりバラシの確立がもっとも多いのが波打ち際で、サクラマスは口が弱いため割けてしまいます。
そこで、無理せずある程度魚を弱らせたら、寄せ波に乗せるよう引きずり上げます。大物になればなるほど抵抗して寄せられないので要注意。
さぁ、いよいよハイシーズンを迎える北海道道東のショアアメマス、サクラマスゲーム。
みなさんも、ぜひチャンレンジしてみてはいかがでしょうか。