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今江克隆のルアーニュースクラブR 第1001回「ロッドビルディング最新最先端の象徴!」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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ディアウルフ ワイルド7/70MHX

2020年オフィシャルリリース3機種ラストは「ディアウルフ ワイルド7/70MHX」。

この機種は軽快、ハイスピードな「クーガーエリート7」と同じスパインレス系7フィートながら、ローテーパー、肉厚、ムチムチの筋肉満太郎のような、まさにワイルド7フィート。

決して軽快なロッドではないが、スローテーパーに近い、触れた瞬間全身にみなぎるムチムチした肉質感は今までのカレイドシリーズでは他に似たロッドがない異質な存在である。

スローテーパー、月に吠える?満月系ロッドの「ディアウルフ ワイルド7」。まさに筋肉満太郎なムキムキ&ムチムチ乗せ系のワイルドな7フィート

コンストラクション的には中弾性の極薄カーボンを超がつくほど多層構造で巻き込み、スパインの存在をほぼ感じさせないスパインレス仕様。多層にすればするほどスパインレス化は難しく、コンストラクション的な技術観点から言えばカレイド史上、最も量産に困難を極める匠のロッドである

ロッドブランクスが重厚ゆえに、振り切った時のヘッドスピード、キャスティングインパクトがもの凄く、まさに弾丸のように「真っすぐ」弾き出す長距離打者専用バットのような存在だ。同時にフッキング時も、電撃系の「ガンっ」と言う感じではなく、乗せの良さは抜群で、乗せてからワンテンポ遅れて重厚な打撃が「ズシンっ」と決まるフィーリングだ。

適応ルアーは自分の場合、「ギルドイドJr.」、「ギルロイドベビー」、「バスロイドJr.」、「ステルススイマー」、スコーンジグ(スイムジグ)、1/2oz以上のスピナーベイトやバイブレーション、「モグチャモンスター」、「スラムドックモンスター」等の大型トップウォータープラグ、130mmクラスのジャークベイト、300以上のディープクランクに多用する。

リリースは10〜11月を予定しているが、「ディアウルフ」は、EVAショートグリップの「GTR」モデル、コルクスタンダードグリップの「RSR」モデルが予定されおり、先発はまだ決まっていない。

ショートの「GTR」は7フィートとしてはかなりのショートグリップで、ヘッドヘビー感は否めないが、それ故にヘッドスピードのキレ、バックハンドの精度、連続ジャークなどの操作性は素晴らしく、リストに自信がある人には是非、こちらをオススメしたい。

「ギルロイドベビー」には巻いて使っても、止めて喰わせても、「ディアウルフ」は最高の相性。巻きモノ系のキャスティング精度と操作重視ならショートグリップの「GTR」、シングルフック等の掛け重視なら「RSR」のコルクスタンダードグリップがオススメ

「RSR」のコルクスタンダードは、瞬間的で強いフッキングを重視する釣りに適しており、「ステルススイマー」やスコーンジグにはコチラを使っている。

極秘開発の「裏モデル」を次ページで紹介!

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