【カバーをタイトに攻める】スローコンディション時に有効なベイトフィネス攻略法。
皆さん、こんにちは。平井 清博（ひらい きよひろ）です。私は香川県在住で、普段トーナメントに参戦するなどして活動しています。
で、今回は愛媛県・野村ダムのベイトフィネスゲーム攻略法についてレポートしていきたいと思います。
平井 清博（Kiyohiro Hirai ） プロフィール
野村ダムとは？
愛媛県野村ダムは、四国の西端部の愛媛県西予市に位置し、肱川水系の上流部にあります。
上流部にあるわけですが、渓谷部にあるクリアなリザーバのような感じではなく、源流からダムまでの途中に市街地や田畑があり、人の生活の影響を受けていることで水質はスティン～マッディなリザーバ。
魚影は多く、バスは20～30cm台がアベレージサイズで、ベイトフィッシュはオイカワ・陸封アユが数多く生息しています。
スポーニングは、4月上旬が最盛期で、5月下旬から6月中旬になると、ショアラインには、フライの姿なども見受けられます。
スポーニングから回復すればトップウォーターにも果敢にアタックしてくる
スポーニング後、約1か月もすれば体力が回復して水質の良い時期や曇天や雨天時には、トップウォータやファーストムービングに果敢にアタックしてきます。
因みに、この写真を釣りあげたルアーは「野良ネズミ」【ティムコ】というエラストマー素材を採用したネズミに模したルアーです。
ティムコ公式「野良ネズミ」詳細ページはこちら
田んぼの代掻きが始まるとスローコンディションに
人の生活の影響を受けることから、4月下旬から6月上旬となると、ダム上流部の田んぼの田植えがあり、代掻き水の濁りや農薬の影響を受けます。
晴天が続き水温上昇と田んぼの代掻きの水が入ると、水質悪化と濁りにて、スロー・コンディションになってしまいます。
梅雨入り前や梅雨の晴れたタイミングなど、バスの姿があまり見られないようなスローコンディション時には、スポーンエリアからボディウォーター間付近のシャロー・カバーが有効となります。
そのような、ゴージャスなヘビーカバーやライトカバーをベイトフィネスタックルを用いてスローフォールで誘い出す釣り方が効果的。
ヘビーカバーにアプローチする時のキーポイントは、ルアーをカバーの隙間に丁寧にピッチングして、フォールさせていくこと。ライトカバーを狙う際は、ルアーがカバーに対してタイトに沿うようにフォールさせることが重要です。
ゴージャスなヘビー・カバー例
ライト・カバー例
ベイトフィネスで使用しているラインとは？
ベイトフィネスタックルで誘うと言っても、細いライン(6～8LB)で軽量なルアーを扱うのではなく、14LBを軸に12・16Lbという太めの号数をベイトフィネスで使用します。
オススメのラインは、「シューター・FCスナイパー」（ 12・14・16Lb）【サンライン】。
サンライン公式「シューター・FCスナイパー」詳細ページはこちら
20m巻くだけで十分
スプール径32mm以下のベイトフィネス対応のリールに約20m巻きます。
近距離0~10mの範囲でピッチングがメインで、フルキャストすることが無いので、20m巻くだけで十分な糸巻量。
ラインの巻き数を少なくした方が、リールのスプールが回転しやすくなりコントロールが効きやすくなります。
クラッチを切った後、フリーフォールでリグを送りこませる時も、糸巻量が少ない方が自然と落ちていきます。
ロッドは、6.6～7.0ftクラスのライトパワーを基調としたベイトフィネス用ロッドを選択。
ネコリグやリーダレスダウンショットなどのウェイトは1/16oz(1.8g)～1/8oz(3.5g)のモノをセレクト。
1/16oz(1.8g)を基調にカバーへの落ち具合を見て、落ちなければウェイトを重くしていきます。フックは、近距離のフッキングに耐える太軸なモノをセレクト。
ご紹介したようなフィールド状況や、スロー・コンディションでバスを見失った時に参考にしていただければ幸いです。
タックルデーター
ロッド：エイシス ACES70CLP+J “Bait Finesse Special” 【フェンウィック】
リール： SS AIR【ダイワ】
ライン：シューター・FCスナイパー（ 14Lb）【サンライン 】
フック：カバーフィネスHD ワーム220（ #2）【カツイチ/DECOY】
ルアー：スイミーバレット 5.8in【サワムラ】の ネコリグ
シンカー：ワンナップシンカー（ 1/16oz）【サワムラ 】
サンライン（SUNLINE）
