アフタースポーン真っ盛りの今。
バスたちは体力を蓄えるべく比較的安全な場所で、あまり動かず捕食しやすいベイトを狙っているタイミング…。
というわけで、カバーファンのみなさまお待たせしました!
今回はこんな高比重ワームをエグッてみますよ~!
ご存知、レイドジャパンの高比重ワーム3タイプ!写真手前から、AVI 35、AVI50、BUGGY CRAW。
既にお伝えしたとおり、スポーニングも終盤となった現在、ほとんどのフィールドがアフタースポーンの状態。
で、体力を失っているバスは、早く横に動くルアーは追いきれないけど、ゆっくり落ちてくるルアーに好反応に。加えて、季節柄モエビや手長エビがどこからともなくシャローに湧いてくる季節。(手長エビは産卵絡み)
こうなってくると…ゆっくりしたフォールで誘えるノーシンカーリグ、特にバックスライドリグが抜群に効き始めるというわけ。
バックスライドリグ
バックスライドとは読んで字のごとし、バックにスライドすること。
具体的には、ノーシンカーリグ主体で使用するワームの中でも着水後にアングラーとは反対方向、つまり「バックしながらフォールしていく」ことをバックスライドと言います。
テキサスリグなど、重いシンカーを支点にフォールするリグや、ワームの形状によっては「絶対出せない」アクションで、唯一無二のアピール力。キャストだけでは狙えないカバーやオーバーハング際に着水させると、その中に入っていく様にゆっくりとフォールしていくんです。
この時注意しないといけないのがラインテンション。着水後にラインテンションを張りすぎると手前にフォールしてしまうので、着水後はラインを少し送り込んでやるのがベスト。
レイドジャパン3種類のバックスライド系ワーム
まずは「AVI 35」!AVIと書いて「アビ」と読みます。(名前の由来は江口さんのインスタをチェックw)
このAVIの最大の特長は、小さいけどぶっ飛ぶ!という(約2gだけど、後方バランスなのでぶっ飛ぶ)ありそうでなかった小型バックスライドワームということ。
フォール中にサイドのパーツがピリピリ震えながらフォールし、グライド時間(対空時間)の長いフォールが特長で、より喰わせやすい仕様に!
使いドコロとしては、ハイプレッシャーフィールド、ベイトが小さいフィールドで!…特に、アフタースポーンの時期から6月が強いみたいです!
用途的には基本はフォール主体で、時に水面~水面直下の早いトゥイッチで逃がすように泳がす(小型ペンシルの様に)アクションがはまることも!
5月から6月にバスのメインベイトとなる、モエビ等の小型のエビとマッチザベイト…マッチ・ザ・モエビ!!
アビ35のタックルはULクラスのスピニングがベスト。
ちなみにAntiシリーズならGA-61ULS-ST(フィクサー)、MAXIMUMシリーズならGX-59XLS-ASやGX-59ULS-AS、また今年発売されるGX-61ULS-STあたり。おすすめフックはRYUGIインフィニホビット#2がベストマッチ。
さぁさぁ、続いてはAVI 35のサイズアップモデル「AVI 50」!
スピニングでもベイトフィネスでも使用可能なサイズ感(約5.5g)で、イメージとしては次に紹介するバギークローとAVI 35の中間イメージ。
いわゆる、飛距離が出せて、喰わせやすく、かゆいところに手が届くサイズ感ですね。
AVI 35同様にグライド時間(対空時間)の長いフォールが特長。やはりこれも喰わせやすい特長でしょう。サイズ的には手長エビの♀のサイズ感。※ちなみに、手長エビは手が長いのが♂で、♀はアビ50のように手が短いんですよ
アビ50の特長を最大限に引き出せるタックルは、AntiシリーズのGA-62BF & GA-65PBFなどのベイトフィネス、スピニングであれば同じくAntiシリーズのGA-63LS。で、より飛距離を重視するならPEラインにGA-611MLS-STがベストマッチ。
おすすめフックはRYUGIのダブルエッジ#2/0~#3/0。
アビ35と50は基本的にノーシンカーでゆっくり落とすのがベスト。風が出たとき、飛距離が欲しいときのポイントとしては、写真の位置にネイルシンカー(1gまで)を挿入するとのこと。ちなみにこれでバックスライド幅もUP!
最後はバギークロー。最大の特長はとにかく飛距離を重視したバランス!ピストルの弾と同じく真円形状で、とにかくぶっ飛び仕様になっています(自重約12g)。
手前にアクションさせた際には、各パーツがブレーキになって移動距離を抑えられるんですよね。で、その後、キックバックして再びバックススライド。このアクションがほんとキモ。
で、タックルは使用頻度の高いMHクラスのベイトタックルがベストマッチ。この辺りも使いやすさの所以ですね。AntiシリーズならGA-610MHCがベストマッチ。
出典:YouTubeチャンネル「RAID JAPAN Official Channel」