ライトロックゲームでこそ実感できる!SWベイトフィネスの魅力
毎日の感染者数が減ってきて、各地で徐々に緊急事態宣言の解除が行われている状況です。
私が住んでいる埼玉も基準値を下回る感染者数の増加が続いていますが、まだ解除されていない状況です。ですので釣りはとても行きたいのですが、まだ自宅待機の我慢が続いております。なるべく健康を維持すべく、毎日人がいない場所を1万歩ほどウォーキングしております。
さて今回はこれからの季節にピッタリな釣りものをご紹介したいと思います。この連載でも何度もご紹介しているので、おさらいになるかと思いますが今一度、ソルトのベイトフィネスの魅力をお届けしたいと思います。
無限の可能性を秘めているソルトベイトフィネス
ソルトのベイトフィネスは、自分のフィールド・ターゲットなどに合わせて、ショア・オフショア問わず、あらゆる使い方が出来ますよね。これほど無限の可能性を秘めた釣りは、なかなか無いと思います。
今なお、急速に需要が伸び続けるNEWジャンル「SWベイトフィネス」ですが、今回はベイトフィネスによる「ライトロックゲーム」に焦点を当ててみたいと思います。
ライトロックゲームとは?
まず「ライトロックゲーム」とは、30cm未満の根魚でも十分楽しめるスタイルで、具体的なターゲット魚種としては、身近なカサゴをはじめ、ムラソイ、クロソイ、キジハタ、オオモンハタなど今最も人気な魚種になります。
30cm未満の根魚の場合、ロックフィッシュ専用のガチロッドやバスロッドだと少しオーバースペックになりがち…。バットが硬過ぎて、小さい魚だと一瞬で飛んできてしまいます。
かといって、スピニングタックルだとテトラの穴撃ちや藻場を攻めるのには「根掛かりしたらヤダな」と少し億劫にもなりますし、手返し良く攻めづらい。そんな時にぴったりなのが、まさに「ベイトフィネス」スタイルなのです。
ムラソイやキジハタ、オオモンハタなど、面白い事に攻め方も狙う場所も時期も様々です。今回はズバリ、「タケノコメバル」という魚にフォーカスして、魚の特性、釣り方、釣れるエリアを紹介します。
「タケノコメバル」は正式名称で、別名「ベッコウゾイ」。名前の由来は、筍の獲れるシーズンに美味になるから、筍の皮の柄に似ているからと諸説ありますが、別名ベッコウゾイは「べっ甲」の色からきています。模様もさることながら、各ヒレも発達した遊泳力のある魚で、非常にカッコイイ魚です。
見た目の通りよく引く魚で、30cmも満たない魚でもベイトフィネスロッドをバットからブチ曲げてくれます。下へ潜ろうとするトルクフルな引きは、アングラーを魅力し続けています。
「タケノコメバルって、じゃあどこで釣れるの?極一部のエリアだけでしょ?」と思われがちですが、実は北海道から長崎まで全国各地に意外にも身近なところにいます。有名なのは宮城や岩手の東北エリアで、50cmオーバーのベッコウゾイが狙えるのが特徴です。
東北のビックサイズこそ出ないが、数が多く良く釣れるエリアで有名なのは、太平洋側の愛知県沿岸の知多半島。以前SWベイトフィネスの講習会でも30cmを超える良型のタケノコメバルが釣れていました。あと三重や瀬戸内も良く釣れます。
そして私の地元、石川県だと能登が有名です。七尾湾という入り組んだ湾には藻場が多く、多くの魚をストックしています。
隣の県、富山では藻魚(モウオ)と呼ばれるほど、ホンダワラなど海藻を非常に好む魚で、狙うポイントも必然的にそういった藻場を狙う事になります。釣れるシーズンは、実は年中狙えます。
産卵期は12~1月あたりで、産卵のためにシャローに差してきます。
自分の狙い方、好きなスタイルは、タケノコメバルが居そうなポイントだけ効率良くベイトフィネスで撃っていく釣りです。あまり遠投して面で探ってくる狙い方は自分はあまりやりません。どちらかというと、狙い定めたポイントで「狙って釣った!」感が好きで、比較的、自分が接近戦が多いのも、そういった理由です。