新型コロナ感染症の蔓延に伴い、つらい思いをしている皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
この感染症が去った後は、思いっきり海や川で釣りを楽しみましょう。
さて、今回は過去シーズンの実績を振り返って、これからの釣りに参考にしてもらえるような内容で、お伝えしていきたいと思います。
尾形 英一(Eiichi Ogata) プロフィール
温暖化の影響でキジハタが接岸してくるように
丁度1年前の2019年6月18日に発生した山形県沖地震は震度6以上で、特に被害が甚大だった山形県南部から新潟県北部では建物の屋根が崩れ、ブルーシートで覆われていたことを思い出します。
さて、山形県で定番のロックフィッシュといえば、昔からクロソイ、カサゴ、アイナメ、クジメなどが挙げられます。
ですが、昨今の温暖化の影響で最近ではキジハタ(アコウ)が多く接岸するようになってきました。
釣ってよし、食べてよしといった好対象魚ですが、地元では昔からモヨという地方名で数は少ないながら水揚げされていたようで、ここ最近では数・アベレージサイズ共に、満足できるようになってきました。
付き場にハマるとワンキャストワンフィッシュになる時もあり、これもまた楽しいもの。
また、デイゲームでもナイトゲームでも釣果が得られるため、海況が悪くならない限りは、高温期を除いて親しみやすい対象魚ではないでしょうか。
地磯エリアのキャスティングゲームをご紹介
ここからは、あくまでも自分個人の提案であり、それぞれ好きなスタイルもあろうかと思いますので、参考までに読んでいただければ幸いです。
「まずは1匹を釣りたい」そんなアングラーは、ぜひご一読いただけますよう。
ポイントとなり得る海域は、港内外のテトラ帯、ミオ筋、地磯、サーフの沖根など多々ありますが、今回はその中でも地磯エリアのキャスティングについて触れていきたいと思います。
1つ追記しておくと、港内でのゲームが釣果が低いという訳ではなく、季節柄、特に7月中旬から9月いっぱいの高温期は、港内のシェードの穴釣りがストロングになるときもあるので、軽視できないこともお忘れなく。
6月からのシーズナルパターンとしては地磯がイチオシ。
5月中旬ではアイナメ・カサゴが主な釣果ですが、シーズンが夏に向かい、6月に入るとカサゴとキジハタのミックスバッグになり、6月下旬からは、ほぼキジハタ一辺倒といった釣果になってきます。