季節は進み、いよいよ半袖が活躍する季節。
水の中では、スポーニングを終える…早い個体なら、もうアフター回復系となっている頃でしょうか。
というわけで、水面がザワつく季節の到来。
…「羽根モノ」。
ボディにその名の通り“羽根”が付いた、ノイジーにカテゴライズされるトップウォータープラグ。「クローラーベイト」と称されることも。
その歴史は古く、100年近く前にはもう形として存在していた超ロングセラーのルアージャンル。
キャスト時には折りたたまれ空気抵抗を減らし、蝉などのムシやベイトフィッシュのヒレのようなその羽根は、巻けば水の抵抗を受けて広がる。ガシャガシャとクロールを泳ぐようにアピールし、細かくアクションを入れると“ピシャピシャ”と飛沫を上げながら、その場で悶えるようにアクション。
なぜ、長きにわたり人をこれほど惹きつけるのか。その理由は「釣れるから」に起因するところが大きいでしょう。
その「羽根モノ」に、ブームとして一躍脚光が浴びるようになって久しい今日この頃。
その火付け役の1つと言って過言ではない、レイドジャパンの羽根モノ…そう、ご存知「DODGE」シリーズ。
オリジナルのDODGEが114.0mmの1ozクラス(計測結果約32g)に対し、DEKA DODGEは130.5mmの2ozクラス(計測結果約55g)。
バスを、そして人を惹きつけ続ける「DODGE」シリーズ。
特長は?使い分け方は? DODGEシリーズの魅力をとくとご覧あれ。
DODGE(ダッジ)【レイドジャパン】
見た目の特長としては、縦長のベイトフィッシュに近いシルエットで、断面は真円というボディ形状。また114mmで1ozクラスというボリューム感で、MHクラスのベイトタックルで使用できるというのも、特長でしょうか。
で、このDODGEの最大の特長は「フィネス的要素を備えている」点。
そもそも114.0mmで1ozクラスと言えば、バス用ルアーではかなり大きい部類。それでいて、フィネス要素を備えているとは、一見矛盾しているようではありますが「スローリトリーブで動く」というトコロにフィネスの要素が。
もちろん、中速リトリーブもアピールという面では十分。実際、実績も数知れず。このDODGEの真骨頂は、超低速(デッドスロー)リトリーブでも、レスポンスよくめちゃめちゃ動くというところ。
狭いエリアでスローにアクション、アピールし続ける、これが狭いエリアにいるバスに対して喰わせられる力。フィネス的要素というべき要素。
一方、風波が出ている状況下では、やはりアピール力が損なわれてしまいます。
また、デカいのを狙って獲りたい…そういった状況では、やはり「DEKA DODGE」の出番となるわけです。
DEKA DODGE(デカダッジ)【レイドジャパン】
オリジナルのフィネス的要素は継承しつつ、より水を強く押す力を高めたビッグクローラーベイト「DEKA DODGE」。
サイズもさることながらオリジナルDODGEと大きく異なる点は、ワイドになったボディ。このボディが、水面での安定感を高め、また左右に身を揺らし、オリジナルにはない力強い水押しとなるわけです。
DODGEシリーズの真骨頂ともいえる超低速リトリーブはもちろん、よりアピール力の高いやや早めのリトリーブでも使用可能。
より強い水押しで、より広いエリア、より深いレンジ、より濁った水質でも魚を呼んでくれる。そして何より、でかい魚を引っ張って来れるのが…「DEKA DODGE」の魅力。
出典:YouTubeチャンネル「RAID JAPAN Official Channel」
出典:YouTubeチャンネル「RAID JAPAN Official Channel」