突然ですが、魚ってホント美味いですよね。
で、さらに自分で釣った魚は3割増(当社比w)に美味いですよね。
そんな美味しい釣った魚、楽しみ過ぎて一度で食べきれないほどの釣果になってしまうこともあります。
そういう時に便利なのが冷凍保存なんですが、冷凍って身が焼けたり、冷凍臭くなったり、解凍したらブヨブヨになったり、正直現状維持どころか劣化を受け入れつつ、なんしか保存して食べる的なイメージが強いのではないでしょうか。
ところがところが、冷凍法によってはしっかり美味しさをキープできるどこか、さらに旨味を引き出せるという保存方法があるのです。
それが「塩フリージング」。
簡単にいうと、塩をまぶしたり、塩水に漬けてこんだりして冷凍保存すること。
こうすることで、食材の余計な水分が抜け劣化を防止できたり、風味や食感を損なわず冷凍保存が可能なのです。
具体的には、捌いた後の切り身の場合は切り身の重さの1%程度の塩をかけ、水分が出てきたところで水分を軽く拭いて、空気に触れないようラップするなどして冷凍保存しましょう。
これにより冷凍焼け、冷凍臭を防げるどころか、塩分により旨味が増すとのことです。
そして捌いていない釣ったままのお魚の場合は、軽く冷水で洗ったあと、ウロコを取らず、エラや内蔵も取らず、約1%の濃度の塩水に漬けて冷凍保存しましょう(ちなみに海水の塩分濃度は約3.5%、人間の生体の塩分濃度は約0.9%)。
というわけで、少し前に話題になった「冷凍たまご」のこともありますし、冷凍ってまだまだいろいろなテクがありそうですね。
塩フリージングについて、もっと詳しく知りたい人はこういう本も発売されていますので、ご参考に。