釣果のカギ
それは…レンジと飛距離!
対コノシロと聞けば、ザックリですが『表層系の大きいルアー』を想像する方も多いと思います。
もちろん正解ですし、間違いでもありません。基本的に大きな波動、水押しの強いルアーが良いとされます。
ですが、コノシロの群れがボトム付近にいた時はどのようにアプローチするのか?チョイスしたルアーがコノシロのいるレンジを通せているのか?コノシロのいる場所まで届いているか?(飛距離)
…と言う表層系ビックプラグならではの弱点もあると思います。
シーバスの活性が高く、シャローに追い込んで捕食している時や、コノシロのポジションや地形に関係なく、口を使ってくれる時であれば考えなくても良いですが、そのような場面に出くわすことは少ないように感じます。
釣果情報では『手前の表層が良かった』でも、釣行日は『沖のボトム』だった、なんてことは良くあることです。
先入観を無くし、その日、その場の適材適所で上から下まで広範囲に探ることが大切です。
陸っぱり・ウエーディングですと、釣りのできるポイントは限られてしまいます。
魚群探知機などで『ベイトの反応がある・ない』『あっちで魚の反応がありそうだ!』と言うように反応を瞬時に読みとり、行きたい場所にすぐに行ければ話は別ですが、陸っぱりからは無理に等しいこと。
そこが、ボート釣行と陸っぱりの大きな違いだと思います。
とはいえ、その日の状況なんて無視して、ビックプラグオンリーで釣る1本の価値は、何ものにも代え難いのは言うまでもありません。なかなか釣れないからこそ魅力のある釣りだと思います。
私は、「i-SLIDE 185 SW」を軸にルアーをチョイスしていきます。
イメージとしては…
i-SLIDE 185 SW→
表層:KONOSIRUS SWIMMER/KONOSIRUS SHAD
中層:VATALION SW→i-SLIDE 135 SW
ボトム:CUTVIB Heavy Weight
を、使いわけていくという感じ。
ちなみに、SWIMMER/SHADは、波動の強弱で使い分け。
VATALION SW→i-SLIDE 135 SWは、ルアーサイズと波動を落としバイトチャンスを上げる感じ。
また、i-SLIDE 185 SWから使う理由は、基本アクションはS字ながらもロッドアクションやリーリングスピードの調節で幅広く使えるから。
つまり、リーリングジャークで緩急もつけやすく、強いアクションを出し続けたり、弱い波動で緩やかに誘うことも可能という、小技を織り交ぜながら使えるのもジョイントベイトの強みがあるからなんです。
まず河川での釣行がメインということで、流れがあるポイントということを仮定します。
キャスト方向は図のように、立ち位置より下側にキャストするクロス、ダウンクロスで狙います。もちろんアップクロスにキャストすることもありますが、メインは流れの下に流しながら釣り進めていきます。
なぜ、ダウンなのか?
それはルアーの特性を利用し、リールを必要以上に巻かなくてもライン、ルアーが水を受ける最低減のリーリングスピードで誘えるからです。
ダウンであれば、着水後ラインスラッグを取り、テンションが掛かり始めるとルアーが動きはじめます。水流にもよりますが、上から下に向けてルアーを入れると、ずっと泳いでくれるということ。
これがポイント!この動かし方をキャストした先で行うというイメージ。
アクションは、使っているルアーの特長(ウォブリング系、S字系など)を活かしつつ、着水からピックアップまで同じスピードで誘うのではなく、所々で緩急をつけながら誘います。
同じルアーでも早く巻いて波動を強く出したり、緩く巻いて弱く…など、色々試しながらその日のパターンを見つけていきます。