リリースしてあげたい。ても、できない。
オフショア、特にジギングで魚を釣りあげる際、水圧の変化で目が飛び出たり、胃袋が飛び出したり…なんて経験はジギンガーなら少なからずあるはず。
もうリリースは無理か…と、諦めてしまう方も多いのでは。
まず、こちらの動画をご覧ください。
目の飛び出てしまっていたカサゴが、元気になって帰っていってますね。
なぜ、そんなことができるんでしょうか。
なぜリリースできるのか
深海魚や根魚などの多くは急激な水圧の変化に耐えられず目玉や胃袋が飛び出した状態になり、ほとんどの場合そのままリリースしても元の水深にまで戻ることができません。またこのような状態ではとてもまともに生きていけないだろうと思っているアングラーも少なくないでしょう。でも実は水族館などで飼育されている深海魚の中には、同じように目玉や胃袋が飛び出した状態で釣り上げられた個体がいることをご存知でしょうか。これらの魚は一旦高い水圧の水槽に入れることによって体調を整え、数週間かけて低い水圧に慣らしていくのですが、それをリリースの際にできればリリースした魚の生存率は飛躍的に高まると考えられます。
出典:ディープライナー公式HP
…と、いうわけなんだそう。
もちろん、これは“絶対”ではありません。釣りあげた時点でかなり体力は消耗しているはずですしね。でも少なくとも諦めてキープしたり、そのまま海に帰すよりは生存率が高まるんじゃないかと思うのです。
で、動画で使用しているアイテムがコチラ。
リリースジグスピンドル【ディープライナー】
ジグはジグでもリリース専用のジグ。
500gあるジグの重さを利用して、魚を動けるようになる水圧の深さまで戻し、リリースするというもの。釣りあげるときの逆の発想ですね。
魚が動きだしたことを確認、ロッドをシャクれば逆さになった固定式のフックが外れて帰っていくという仕組み。
全長:200mm
ウェイト:500g
参考価格:5500円程度
ディープライナー公式「リリースジグスピンドル」詳細ページはこちら
出典:ディープライナー公式HP
釣った魚はおいしく頂く。
でも、いつまでも釣りを楽しみたいし、リリースできるものはしてあげたい。
そう思うのは記者だけではないはず。ぜひ。