本格的なチヌゲームシーズンはいつ?
デカチヌが狙える乗っ込みの季節は?
特にキビレの活性が高い時期は?
寒い冬でも狙えるって本当?
チヌゲームが楽しめるのは、10-11月を除くほぼ周年。チヌとキビレの行動パターンや生息場所が違うので、1年通して楽しめるといっても過言ではありません。
具体的には、大型チヌが釣れる春の乗っ込み期と、同時期のキビレの接岸により、一気に釣果があがりだし、水温が上がる初夏から本格シーズンがスタート。
そして河川エリアは梅雨頃から真夏にかけてヒートUPし、秋口まで狙えます。しかしこの頃に、気配が一気になくなる時期があり(それが10-11月頃にあたります)、ある日を境に突然姿を消してしまうことがありますのでご注意を。
その後は戻りチヌと呼んでいる、アフター回復の群れが湾奥エリアに集結し、「冬チヌ」パターンへ移行。
特に私がホームグラウンドとしている大阪湾では急激にほかのSWターゲットが減る1-3月の厳寒期にはキビレを中心に(2月にはマチヌの乗っ込みもあり!)楽しい釣りが展開できます。
ほぼ年中楽しめるのがチヌゲーム
チヌゲームが楽しめる時期をグラフにしてみました。
ホンマ10月と11月以外全部やん! とお思いでしょうが、こと大阪湾に関しては、こういった結果です。おそらく全国のチヌゲームフィールドでも多少のズレなどはあるとは思われますが、通年楽しめるのではないでしょうか。その時期、場所に応じた攻め方も存在するので、パターンに合わせて楽しんでください
捕食しているエサは?
生態を知るうえで重要なのがベイト。雑食性の強いターゲットなので、マッチザベイトでハメていくべし!
鋭い歯を持つチヌは、貝やカニを捕食しているイメージが強くあります。もちろんそれらは大好物です。
ただし実際には沿岸定着魚ゆえ、実に様々なモノがエサとして捕食されているようです。
甲殻類・虫類・魚類など多種多様。例え大阪湾の小さなエリアでも場所や時期に合わせていろんなエサを選びつつ捕食しているようです。
また春から夏には、時期ごとに接岸するエサに合わせて「偏食」する傾向もあります。これは底ズルのほか、ミノーやリップレス、TWプラグに高反応を見せる時期や、そういった実績エリアがあることからも推測されます。
チヌ・キビレはニオイに敏感!?
僕が今までチヌゲームをしていて感じることは、チヌ・キビレはかなりの近眼なのではないかということ。これに関係するとも思われますが、音やニオイに関しては過敏なようです。
ちなみに、チヌキビレをエサ釣りで狙う場合には、チヌをひきつけるためのニオイを発揮するな集魚剤、コーンやスイカといった甘いニオイがするモノまで、いろんなニオイを発するエサに実績があったりします。
チヌってこんなエサも好きなんです!
あと、ルアーで狙うチヌ・キビレゲームでもボンボントレーラーの「あまあま」シリーズに代表されるようなニオイ付き、ガルプやエコギアなど味とニオイ系が付いたのモノには、やはり反応がよいようです。
特に時合が過ぎて潮が緩んだ状態や高&低水温期の低活性時などにはこのニオイが有効なので、そういったタイミングにニオイ付きのワームなどもぜひ投入してみてください。
ボントレミニあまあま、ボントレあまあまフロート・ミニマム(C.C.ベイツ)は、超強力な甘いニオイ付き。反応が薄い時間帯や、低活性時、厳冬期に投入してみてください
チヌ・キビレ狙いでのオススメ釣行時間帯
大阪湾などの港湾部をメインフィールドにしている僕の場合、釣行する時間帯は夕方のマヅメから夜が中心。
もちろん夏も冬もデイゲームでの実績もあがっていますが、僕たちにとってのチヌゲームは、いわゆる「平日の釣り」。お手軽感なくしては、この釣りははじまりません。
なので、大抵の場合は仕事終わりの数時間、近くの港湾部で遊ぶスタイルが基本です。実釣時間はおよそ2時間程度と短いですが、よい場所に入ればスグに何らかの反応が得られます。
特に日没からの1時間ほどはチヌやキビレの活性があがることも多く、いわゆる時合にでくわすことも多々あります。
パターンは多種多彩。シチュエーションやスタイルは様々ですが、イージーに楽しみたいなら、まずはマヅメを絡めたナイトゲームからチャレンジしてみてくださいね。