なぜ釣れる？巻きキャロ

そもそも僕には、このライトキャロを巻くという発想がなく、釣れる気がしていませんでした。そんな状態から今ではこの巻きキャロが、琵琶湖ガイドという仕事でなくてはならない存在に。

そこで、なぜ巻きキャロが釣れるのか気になる…というわけで、僕なりに研究。

結果、巻きキャロは魚のスイッチを入れるキッカケが多いという事が分かりました。

巻きキャロを巻いていると、バスが狂ったように追ってきて喰ってくるんです（実際目でもよく見えます）。これは、他のルアージャンルにはないスイッチの入り方。異常な印象です。

また、ギルもよく追ってきてスタッガーワイドツインテールのテールをかじるんです。それで、またバスの捕食スイッチがONに。

常に魚のスイッチを入れることができる、それが巻きキャロなのです。

 

 

ライトキャロをただ巻くだけ。そんな巻きキャロなんですが、スタッガーワイドツインテールがベストワーム。

まず、ハイドアップ製品で同じギル型扁平ワームだと、スタッガーワイド、そしてスタッガーワイドホグがあります。ボトムをズル引くだけならば上記のワームでも釣果に差はあまり出ません。

しかし、巻きキャロは絶対に「スタッガーワイドツインテール」なのです。

理由はテール部分のダブルカーリー。両方のカーリーが巻くときに“ピロピロ”と、安定して泳いでくれます。この安定した泳ぎが魚の捕食スイッチを入れるのです。

ダブルカーリーで扁平な形のなスタッガーワイドツインテールですが、扁平ボディも釣れるキモ。上下で見ると太く、横から見ると細いシルエットとなり明滅効果があり、バスに見切られるスキを作りません。

これらの理由から、スタッガーワイドツインテールが巻きキャロにとってベストワームになります。

 

スタッガーワイドツインテールには2.2インチ、2.7インチ、3.3インチ、４インチが存在しますが、2.2インチ、2.7インチがベストです。

基本、スピニングタックルで投げる前提なので、この上記2サイズが無難ですね。

小さくても釣れるバスはビッグ。皆さんご安心を。

 

巻きキャロ専用でいくのであれば、ロッドはマッカ　レッドシリーズ（以下赤マッカ）のHUMRS－７２ML－２がベスト。リーダーのある巻きキャロは、ある程度長さのあるロッドでないと投げにくいのでこの機種がオススメです。

 

巻きキャロのセッティングで巻きも、そしてズル引きも…と、バーサタイルに使うのであれば、赤マッカHUMRS－６９L。

今回は巻きキャロの紹介ではあるんですが、同じタックルで普通に本来のズル引きで使うようなライトキャロとしてももちろん使えますので、底物としても使うのであればこの機種で決まりです。

 

スピニング1本でローテーションの中に巻きキャロを使うのであれば、青マッカHUMS－６４L+がオススメです。スピニングで何でも使える、バーサタイルな釣りに凄く向いている機種ですので、巻きキャロももちろん使えます。

でも、ベストはHUMRS－７２ML－２、HUMRS－６９Lですね。

 

巻きキャロではフロロライン５ｌｂを推奨しております。メインもリーダーも５ｌｂです。

ラインを太くすれば飛距離は落ちますし、細くすればラインブレイクの恐れもある中で、フロロカーボンンラインの５ｌｂがベスト、というのがなすびの考えです。

 

スタッガーワイドツインテール2.7インチにはコチラ。ノガレス/フッキングマスターリミテッドエディションライトクラス　#１がベスト。細軸なのでワームの動きを悪くせず、かかり重視という点もポイントです。

スタッガーワイドツインテール2.2インチにはコチラ。フッキングマスターパワーベイトフィネス#３がベスト。

 

シンカーはズバリ、ノガレス/TGグレネード　クイックチェンジャーがベストです。

というのも、キャロのスイベルにワンタッチで引っ掛けられるこのシンカーがセッティングもカンタン。さらに、形状的に他のシンカー比べて支点が下向きになるので、巻いている時にウィードやストラクチャーに当たれば感知しやすいというメリットも。

シンカーの重さは風、水深で使い分けますが（これまたクイックチェンジャーだとワンタッチで付け替えも楽）0.9ｇ~3.5ｇまでを使います。1番はじめは1.8ｇを付けて投げていき、そこからウエイトを重くするか、軽くするか調整します。

 

 

巻きキャロの使うべきスポットは、ずばり１～４メートルまでのフラットエリア。本当どこでも投げて良く釣れてくれます。

もう少し詳しく説明しますと、近くに取水塔やテトラ等のマンメイドストラクチャーだったり、ウィードが凄く伸びているところがあれば、なおさら良しです。

とはいえ、巻きキャロは巻物のジャンルに位置しておりますので、フラットを広くサーチしたい時に是非。

 

 

先ほど説明しましたように巻きキャロは『巻物』です。

私なすびのホームとする琵琶湖では『巻物』といっても、ジャンル分けすると沢山存在します。濁った時はクランクベイト、バイブレーション、チャターベイトなどに軍配ありですが、クリアな状況ならばどうでしょう。

今、原稿を書きながら考えておりますが、クリア時に有効な巻物といえば、スコーンリグ（スイムジグ）が代表的ですが、実は巻きキャロもクリア時に爆発的な釣果を叩き出してくれます。

近年ハイプレッシャー化が進み、いるけど口を使わない傾向が。そこでシルエットも小さく、スレにくい巻きキャロの出番です。

クリアウォーターでバスも散っているし巻物でサーチしたい。でも、プレッシャーで口を使ってくれない。そんな時が使いドコロ。巻きキャロを投げてみてください。