今江克隆のルアーニュースクラブR 第998回「釣果テッパン!フラット系ワームの注目リグ&使いこなし法」の巻
カバー絡みでのフラット系
そんなことで、最近は「フラットカーリー3インチ&4インチ」のヘビロテ率が凄い。このワームは、手前味噌だが本当に良く釣れるワームで、現在何処の湖でも一番のお気に入りワームになっている。
ちょっと最近は「フラットヘッドカーリー」偏重気味なのだが、「フラットヘッドゴビー」はカーリーとは違う場面で使い分けることが重要である。
「フラットヘッドゴビー」が最も活躍してくれるのは、間違いなく「5gまでのライトテキサス」での「カバー撃ち」、「カバー裏吊るし」である。
「フラットヘッドカーリー」の唯一の弱点は大きめのカーリーテールがカバーに絡みやすいことと、絡んで切れることだろう。一方、「フラットヘッドゴビー」は、カバーのスリ抜けは抜群である。
そして、イマカツ定番の「アンクルテール」の小さくても敏感でパワーのあるテールアクションは、シェイクに敏感に反応するため、カバー撃ちにおいてはとても便利なワームなのだ。この場合、自分は「フラットヘッドゴビー」をギルと考えず、タナゴなどの弱い小魚をイメージして使うことが多い。浮きゴミの裏や、立木の枝の裏を啄ばむ無警戒なタナゴ類のピリピリした繊細な動きを演出するのだ。
ボトム系のオススメセッティング
最後に、秋のディープや、冬季にディープをフラット系ワームで攻めるのにオススメは、リューギのオフセット型フットボールヘッド「フットボールヘッド TG」である。
このヘッドは、「フラットヘッドゴビー」ととても相性がよく、冬場はメインに使うほど愛用しているヘッドだ。
冬季はギルなどはボトムベタベタで越冬するためか、ディープでフラット系ワームが効くことが結構ある。
ワカサギだらけの群れの中でも、なぜか可動式フットボールに「フラットヘッドゴビー」をセットしロングシェイクすると、いきなりガツガツとした猛烈なアタリで喰ってきて驚かされることがある。
恐らくフラット系ワームはスパイラル(グライド)アクションもさることながら、水中での存在感がバスに気付いてもらいやすいカタチなのだと思う。
これから7月まで、ギルネストシーズンのブラインド攻めには最強ワームになるので、今のうちにイケてるメンツを揃えておくことをオススメします。