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【水槽のある生活・アクアライフ】お家時間を楽しく!家でカクレクマノミを飼ってみよう!

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ニモ! カクレクマノミを飼ってみよう

今回はちょっと趣向を変えて、「釣り釣りぃ~!!」的な記事ではなく、「癒しのアクアライフ」をご提案しようかなと。

ズバリ、「ニモを飼ってみよう」です。

ニモ。そうです、ディズニー映画「ファインディング・ニモ」で一躍有名になったカクレクマノミ。その飼育についてお話していきます。

設備とセッティングさえしっかりすればイージー

何を隠そう、実はワタクシ、家でアクアライフを楽しんでいる1人でして。カクレクマノミ以外にも水槽の中に〝家族〟がたくさんいるのですが…。

そんな中でなぜカクレクマノミなのかというと、設備とセッティングさえ怠らなければ比較的飼育がお手軽だからです。

長年飼っているカクレクマノミ。本当にかわいくて、フワフワと泳ぐ姿を見ていると時間なんてあっという間で、お酒を片手に夜は思わず水槽に語りかけて……以下略。

というわけで「水槽のある生活」のご提案です。

カクレクマノミを飼うのに必要な機材

・水槽(今回は30×30×30のキューブ水槽を想定)

・ヒーター(水温を一定に保つ温度調整器具)

・濾過器(水槽の水をきれいにする掃除機材)

・プロテインスキマー(目に見えない微粒子の汚れを取ってくれる掃除機材)

・サンゴ砂(水槽に敷くサンゴを細かくした砂)

・ライブロック(汚れや廃棄物などの有害物質を食べて分解してくれる微生物が住み着いた岩※絶対必要

・バクテリア材(汚れや廃棄物などの有害物質を分解してくれるありがたい微生物のもととなるもの※とても重要

・人工海水の素(海水を作り出す素となる専用の塩)

・比重計(海水を作る際、適正な濃度を測るもの)

・ライト(水槽を照らすライト、青系がオススメ)

・カルキぬき(水道水の塩素を抜くためのもの)

・水温計(水温を管理するのに必要)

さて、おおよそですが、上記の必要機材は全部で15,000~20,000円ほどで準備することが可能です。約ルアーロッド1本分の金額と考えれば安いものですよね。(値段を釣り具で換算する、釣り人あるある。)

ここで筆者から機材選びのワンポイントアドバイス!

出典:カミハタ

プロテインスキマー+濾過器がセットになった「カミハタ 海道河童 大」。濾過作用と手入れも簡単で、非常に優秀です。これを使ってから水質も安定して、びっくりするくらい水槽の透明度が上がります!

出典:バイコム

水槽立ち上げのその日に魚が飼えるというキャッチコピーがあるように、最強ともいえるバクテリア剤。1000円ほどなので、ストックしておくべきアイテムです。

出典:チャーム

海水魚を飼育するうえで最も重要なのが、このライブロック!

おおよそ10lに対し1㎏が理想です。つまり、30cmのキューブ水槽なので、

(縦)30㎝×(横)30㎝×(高)30㎝=27000㎤=27リットル(※1000㎤=1l)

約3㎏弱が必要になります。

ライブロックの選び方や導入方法などは筆者も利用しているチャーム公式HPでチェック!

カクレクマノミってどんな魚?

まずカクレクマノミですが、南の熱帯地域の海にすむスズキ目スズメダイ科クマノミ亜科に属する海水魚です。

日本でも沖縄周辺、奄美大島以南で見つけることができ、温和な性格で丈夫なことから飼育初心者にも勧められています。

ペットショップや熱帯魚ショップで販売されているカクレクマノミですがワイルド個体(野生で捕獲された魚でマニラなど産地が記載されている)とブリード個体(人工的に繁殖された魚で水槽飼育に慣れている)二種類います。

主にどちらも変わらずカクレクマノミなのですが、ブリード個体のほうが餌付けしやすいなど初心者に優しいメリットがあります。

今回は30㎝水槽なので2匹が理想です。それ以上は水槽が窮屈になりケンカや水質悪化の恐れがあるため控えましょう。

小ネタ。実は…ニモはカクレクマノミではない

ちなみに、映画「ファインディング・ニモ」は正確にはカクレクマノミではなく似た種類の「クラウンアネモネフィッシュ」といわれています。オーストラリアにはカクレクマノミ、生息していないんです……。

カクレクマノミを迎える準備をしましょう!

①サンゴ砂をバケツなどで水洗いをして、汚れや濁りを取る(サンゴ砂は完全に濁りは取れないのである程度でOK)

②購入した各機材を軽く水洗いし、濾過器、ヒーター、温度計などを水槽にセットしサンゴ砂を敷く(厚さは2cmを目安)

③バケツにぬるま湯を入れ、人工海水の素を入れて比重計で測りながら溶かして調整していく。人工海水ができたら、水槽に丁寧に注いで水槽の7割まで入れる。このとき勢いよく入れるとサンゴ砂が舞ってしまい、白く濁ることになるので注意。

④各機材(濾過器やヒーター、ライト)の電源を入れて運転を確認。※感電に注意!

⑤水温が25~26℃になったら、ライブロックをセッティングし、バクテリア剤を入れる。

※本来なら水質の安定やバクテリアの付着に時間を要す場合もある

⑥カクレクマノミを※水合わせし、水槽へ静かに放流

水合わせの詳細はチャーム公式HPをチェック

カクレクマノミのお世話について

カクレクマノミのお世話ですが日々の餌あげと水替えが大まかな内容です。

エサは購入先の熱帯魚ショップで何をあげていたか確認して、同じものを選ぶと餌付けがスムーズになりますよ。1日に一回、食べきれる量の餌を水流に流してあげると食べやすくなります。

水替えに関しては1か月に一度、1/3ほど換水すると水質も安定させられます。ちなみに自然の海でとってきた海水ですが自然界の海水は雑菌が多く水槽に入れると病気や水質悪化の危険性がありますので、人工海水を必ず使用しましょう。

釣った魚でも飼育可能!

もちろん、この設備を使えば釣ってきた魚も飼育可能です!

小物釣りで釣ってきた魚なども飼育できますのでご家族で楽しむこともできますよ!磯のタイドプールで捕まえたり、釣りの合間にでも楽しんでみてはいかがでしょうか?